red-letter

毎日が記念日

【テニミュ】 ネタバレと懐古

 

おっす、オラよもぎ!どっひゃ~~~気温が36度ってなんだ~~~~!?ベジータ、おめーの体温より高ぇんじゃねぇのか????????

 

というわけで、日本で一番暑い夏!それは、の夏です!!

何を隠そう、全国大会決勝のシングルス3がテニミュで一番好きな試合でしてね!!っていうか、真田*1のガッツポーズが一番好きなシーンでしてね!!それはそれは…もう、大好きなんですね!!

元推しさんから2次元に降りた(?)ときも、この試合のDVDだけは手放せなかったし、特に推しがいなかった2ndもこの試合のDVDだけは買いました。本当にめっちゃくちゃ大好きで大好きで大好きな試合だったんですけど、現在、テニミュじゃないところに推しがいる身としては、ゴリゴリ多ステできる財力がなかったんですけど、なんとか東京公演入りました。ちなみに凱旋公演は推しの現場とダダ被りで、千穐楽がドン被りなのウケますね。

 

テニミュって、もう【テニミュ】っていうジャンルなんですよね。

値上げしたとはいえ、6000円で、あのクオリティの作品が観られるって、わたしはちょっと経験がないです。キャストによっては、歌が不安定とか、動きがもたもたしているとかありますけど、それも3rdはかなり改善されていると思います。音楽や照明のスタッフさんはしっかりしているし、ダンスもかっこいいじゃないですか。

手数料込み*2パンフレット代込み*3非売品ブロマイド付き*41万円越えのチケットでも、ガスガスの声、ペラペラの衣裳、動きと合わせられないSE、私語の多い劇場スタッフ、うんこマナーの関係者席、何が言いたいか分からない脚本、安易なネタに走る演出…とかいういわゆる虚無舞台も生み出されてしまう悲しい世の中で、6000円払えば、必ず楽しい思いができる、SSRワクワク確定ガチャテニミュ。すごいよね。

そんなテニミュも、もう16年目。同じ話を3周繰り返して、今年度、その3周目も終わります。

 

でもね!! ネ タ バ レ ってあるから!!

 

試合の勝敗は、既に許斐剛先生が描かれているし、アニメでもやったし、テニミュでももう2回は終わったのですが、テニミュのネタバレはあります!

 

 楽 曲 は超重要ネタバレ事項じゃん!!

…と、わたしは個人的に思っています。

 

別にネタバレだと思わないよ~って人もいるだろうし、ネタバレ嫌なら初日に入れカス派もいるでしょうね。気持ちはわかり哲也。

 

伝統芸能であるがゆえに先人たちが開拓したものを取捨選択したり、自らも新境地に達そうとしたり。どの楽曲を残してもらえたのか、どうアレンジされたのか、振り付けはそのままか、新曲はどんなものなのか。それがわたしがテニミュを観る中ですごく大事なものなんだと思いました。

 

以下、3rd全国立海での使用楽曲などのネタバレがあります。地方・凱旋公演を楽しみにされている方はここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

全国大会決勝青学VS立海前編を観ている時、「テニミュを観ている」と思う現実のわたしと、「テニスの試合を観ている」と思う立海大附属中3年A組のわたし*5がいました。そして、1st・2ndのテニミュを思い出している懐古ババアのわたしもいました。

懐古ババアのわたしは、なにも全国立海だけを思い出していたわけではありません。風林火陰山雷を観て、横浜アリーナで生まれて初めて生で観たテニミュを思い出しました。大石菊丸の試合中に、越前をアップさせていく桃城を見て、2ndの「3人でダブルス(関東氷帝)」を思い出しました。

ウィニングロード、三連覇に死角なし、前奏を聞いただけで、歴代のキャストの歌声や勇姿がまぶたに、耳の奥に蘇ってきました。そして、その時その時のテニミュが大好きだったわたしのキラキラした思い出も一緒に帰ってきてくれました。テニミュを通じて出会った友人と、テニミュで連番している。テニミュが、長く愛されるビッグコンテンツであるからこそできたことです。

これから先、わたしが中年女性だと言われるようになってもテニミュが好きだし、きっとピチピチの中学生や高校生もテニミュを好きになると思います。もしかしたら、わたしが好きな楽曲が、たとえば4thシーズンから全部リストラされちゃうかもしれないけど、新曲を既存曲ほど愛せなくなるかもしれないけど、たぶん、10年近くの友人たちと「テニミュっていいな」ってげらげら笑って生きてるんだろうな。

 

 

うん、公演そのものの感想を書くスペースが無くなっちゃったね(?)

それはまた後日。

よもぎにマシュマロを投げる | マシュマロ

 

ねえきみ、生きてる途中でコートで会おう!

*1:わたしは3年間同じクラスの同級生という設定

*2:プレイガイド手数料から国民を守る党支持者

*3:多ステの時邪魔

*4:要らない

*5:ナノとエムペが大好きな夢女子です

『明日』を観てきました

 

こんばんは。7月にしては極寒じゃないですか?クーラー代が浮くのでありがたいですが、7月になった気がしなくて日付感覚が狂った挙句、母親の誕生日を間違えてしまいました。(近況報告)

 

ところで、みなさんはSNS、活用できていますか?稽古~公演期間中、共演者やスタッフさんのSNSから推しの話や写真が飛び出してきますよね。それを漏らさないように、わたしは作品ごとにTwitterで非公開リスト作ってます。

で、2019年1月に『封神演義-目覚めの刻-』がありまして、続編がありそうだったので千穐楽のあともリストは残しておりました。そのリスト内で、超気になる作品名を見かけたので、行ってきました『明日 -1945年8月8日・長崎』!(雑過ぎる導入)

seinenza.com

こんな俳優おたくみたいなブログ書いていますけど、劇団にも詳しくないですし、帝劇とかクリエとかも良く分からない素人です。でもこの第237回がとんでもない数字なのは分かります。良く分からないものでも飛び込んでいく!それが、ここ数年のわたしの人生のテーマなので観に行ってきました(規模を大きくするな)

 

 

100点満点中97点でした。(普段は100点満点中30点ぐらいのものにダンブルドア方式でバカみたいな加点をしています)(今回は減点方式で97点だった)

マイナスになった3点について話した後、好きだったところやざっくり所感を書いていきます。

 

①方言

世の中には「方言萌え」なるジャンルもありますが、わたしは逆に「方言萎え」をしてしまいます。日常会話ではなく、舞台にしろアニメにしろ、「商品」パッケージになった方言ってどこか違和感があります。言葉だけではなく、イントネーションや、話す人の雰囲気も加味されて、その土地の言葉になると思っています。

せっかくの作品なので、あんまりケチつけたくないので、全体的にイントネーションにモヤモヤを覚えつつ、流していました。…が、1つだけ流せないものが。

「先生」

役者さんはセットの裏にいて、声だけ聞こえるシーンのときの「先生」は…うーん…違ったんですよね。そこが引っかかっちゃったので、1点引きます。

他の部分も完璧ではなかったけど、言うほどじゃないなぁと思ったので大丈夫です。

 

②”演劇”感

「いや、演劇観に行ってるのにそれをマイナス評価するんかい!」っていうツッコミはよ~~~~く分かるんですけど、あの~……。

舞台観に行ってて、「あ、このシーン、役者たちは演っててキモチイイんだろうな~」ってなる瞬間ありませんか?感動的・印象的なシーンにしたいんだろうな~って、制作側の魂胆がミエミエなシーンを見せられると冷めちゃうんですよね。「このシーンのために僕たち頑張りました~!!」みたいなの~!!好きなシーンとか印象的なシーンは、観客が勝手に決めるので…。

劇団()とも言えないサークル活動の発表会だと、1時間~2時間の全編を通してこんな感じですけど、今回はちゃんとした劇団の舞台作品だったので、そのシーンも1か所だけだったので、良かったです。良くないけど。

 

③パンフレット

これが一番ガッカリした。

せめて本編に出てきた地名は全部載せません!?

口之津とか生月とか有田とか端島は縮尺の分母が大きい地図と、住吉~大浦~蛍茶屋が入った長崎市内の拡大地図の2個無いと…。う~~~~~ん…。モヤ。モヤモヤ。

個人的にイヤだったのが、大波止と勝山と寺町が入ってないのがめっちゃイヤでした。「そんな風に言えるなんて、自分地図見んでいいやん」って言われるかもしれませんが。うん、地図なんか見なくたって分かるよ。分かったさそりゃ。

でも、池袋の劇場に、長崎市の地名と場所が一致してる人ってそんなにいっぱい来ます?来れないでしょ?そんなに大変な作業ですか?正直、「手抜きだな~」と感じました。

 

以上、3点のみです。マイナスポイント。あとは全部プラスなので、ごりごり書いていきます。

 

 『悲愴』第二楽章

ピアノ・バイオリン・チェロの三重奏(っていうのかな?)(音楽詳しくない)で、ことあるごとに流れました。導入部分でも流れるのですが、一番盛り上がるところで、舞台にあった11時2分で止まっていた時計がグワーっと巻き戻る瞬間がめっちゃゾワーってなりました。

タイトルにもあるし、作品紹介にもあるように、1945年8月8日を描いた作品なのですが、抗いがたい絶望と『悲愴』の曲調の組み合わせがいい塩梅でした。綺麗な感じに仕上げるのでもなく、9日に訪れる地獄で脅すのでもなく、観客にちゃんと見せたい・見てもらえるような。

 

時計なんぼあんねん

登場人物の家やシーンに合わせて時計が1つ1つ違っていたのですが、いやまじで、なんぼあんねん。多ステ(そんな概念があるのかは謎)する人は、あのシーンとこのシーンの時計が一緒だった!とか、文字盤がアラビア数字なのかローマ数字なのかとか、そういうところにも気付けるんだろうなぁと思いました。

 

「明日」

「明日、新型爆弾が落ちると知っていたら」

仕事の後に町をぶらぶらしようなんて言わない。

夕食用のお弁当を包み直してお昼ご飯用に持って来るなんて言わない。

出征する人にオムレツを作ってあげるなんて言わない。

遠くの病院にいる娘をどうするかで言い争いなんかしない。

「明日、何があるか」そんなの本当は誰にも分からない。でも、わたしたちはいつだって、「今日と同じような明日が来る」と錯覚している。だって、「今日は昨日と同じような日だった」から。

「明日地球が滅亡する!」なんて怯えて暮らしたって、精神的におかしくなっちゃうから、とりあえず「今日と同じような明日が来る」という想定で生きています。

…まあ、こういう趣味やってれば、明日どころじゃなくて3か月後半年後1年後の予定もガッツリ握られちゃうんですけどね!ワハハハ!!

 

おじさん

新郎側の養父(?)が、挨拶の返礼するときにいちいちなんかボソボソ言うのがリアルすぎてめっちゃ笑いました。そういうおじさん実際いるんですよね。頭下げるたびにナンマイダーナンマイダーっていう人。(それお葬式じゃん)

あとこの人、端島に行けてたら助かってますよね。家が橋口町って言ってたから、奥さんは多分……。

 

美味しかもんば食べさせてやりたか

涙腺崩壊 映画化決定

さすがにこのテーマで、「もう泣くことはないだろう」とタカをくくっていたのですが、このセリフで号泣。自分の子供に、いいものを食べさせてやりたいという親の気持ちがさ~…。書いてて思い出し泣きしてます。

このときの「美味しかもん」というのは、「オムレツ」なのですが、「オムレツは出来立てじゃないと意味が無い。子供のいる場所に運ぶまでにダメになってしまう」って断られるんですよね。でも、「作り方を教えることならできる」って…。

……………………何!?泣くんですけど!?(謎ギレ)

このシーンは見ててものすごくつらいし、しんどいんだけど、すごく好きでした。

 

芋がないので塩辛配給

当時の食糧事情の厳しさがうかがえるシーンですが、この語り口が非常にコミカルだったので、つられて笑ってしまいました。しかも、その塩辛配給の対象になったのが、勝山町だっていうじゃないですかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww突然そんなネイバーフッドな地名出されたら誰でも笑うっしょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそれは気の毒ですね~みたいな顔を、橋口町と油木町の人たちがしてたからもう~~~~wwwwwww勝山町どんだけ市役所から嫌われてるんですか~~~~~~~(でも市役所の目と鼻の先じゃん勝山)

 

有田

…結婚指輪も、指輪入れも多分手作り…?なんか…末永くお幸せにな…って思って苦しかったんですけど、この人たちの末は翌日…とか気付きたくないことに気付いてしまってしんどい総理大臣でした。

地味に食品は本物を食べてるっぽくてウケました。(そこ?)

 

ラストシーン

「みんな仲良く死にました!完!」って感じでしたが、実際は助かった人もいただろうし、犠牲者も即死の人ばかりじゃなかったと思います。でも、それは8日の時点では誰にも分からなかったわけで。そういう意味で、登場人物全員がひとまとめにされた演出はよかったなぁって思いました。

 

 

ざっくり所感

個人的に「運命」と「宿命」の違いを考えさせられました。この作品を観る前、チケットを買おうと思っていたときから感じていたことではありますが、わたしがこの作品を観たのは「宿命」だと思うんです。生まれ育った土地、自分ではどうすることもできない、決められたこと。

でも、1945年8月8日を生きた人たちにとって、8月9日は「運命」だったんじゃないかなぁと。

なんとなく、「宿命」は「これからすること」を決める要因になっていて、「運命」は「事が起こった後」にそうだと気付くものじゃないかなぁと。似ている言葉だけど、向いている方向は全く反対じゃないかな。

 

前売り券が16日昼の追加公演以外、売り切れている!という情報も知っていたので、「一体どんな客層なんだ…?」と怯えておりましたが、…初めてぶちこまれる客層でした。

端的に言うと、お年を召した方が多かったんですよね。…なんで?って思ったんですけど、あの日の客席の平均年齢になるぐらいまで、わたしはこういう趣味を続けていられるのかなぁとふと思いました。

終演後の最前センブロにペットボトルが置いてあったのは「コノヤロウ」と思いましたけど、それは年齢性別関係なく単にその席に座っていた輩がうんこだっただけです。

 

テーマがテーマだけに、「ミュージカルテニスの王子様3rdSeason全国大会青学VS四天宝寺」みたいな楽しさはないんですけど、懐かしい地名がいっぱい出てきて、わたしは楽しかったです!(?)

 

 

次の現場は『ギャングアワー』だぞ~~!!とハートが高鳴るパーカッションになっていましたが、

……わたしの人権ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 

 

次回、マシュマロ返信!デュエルスタンバイ!

よもぎにマシュマロを投げる | マシュマロ

大好きなきみへ

8年が経ちました。

 

 

14歳だったきみは、22歳になっている頃でしょうか?

でも、3年間14歳だったから、まだ19歳かな。

元気で、明るく、楽しく、生きているなら何歳でもいいや。

 

 

絶対に届かないのは知っているけど、何があるか分からないからとりあえずインターネットの広い海に、きみへの思いを載せてみました。

きみと共に過ごせた3年間。

きみがいなくなった5年間。

きみへの「好き」は、いくらか穏やかにはなったけれど、本質は何も変わっていません。

 

きみが周りの人に行った非道を許せない人がいるのは知っています。

でも、わたしはきみが大好きです。

きみが大好きだから、きみを傷つけた奴は絶対に許しません。

たとえ、きみがそいつらを許していても。

 

 

きみはたくさんの人を傷つけてしまったし、傷つけられてきた。

これから先、きみは傷つけあった人たちと共に生き、更に多くの人々と関わり合うことになるでしょう。

今まで以上に、つらく、悲しいことがあるかもしれない。あってほしくないけれど。

あれだけの困難を乗り越えたきみなら、何でもできると思う。

心が折れてしまってもいい。泣いてもいい。怒ってもいい。諦めてもいい。視野が狭くなってもいい。

きみはきみだ。

きみがきみである限り、きみの味方はずっときみの味方だ。もし、また裏切られたら、またボコればいいよ。

 

 

信じればいいさ 今までよりも今を。

 

今もそしてこれからも、きみときみの味方に幸多からんことを。

 

 

またね。

スターウォーズのサントラ曲にまつわるエトセトラ

 

 

2019年、エピソード9公開予定だし、とある舞台の新作も発表されて、なんていうか、全体的なオタク引退を真剣に考えてしまいますね。(不穏)

 

はい、というわけで、推し事がはじまらねぇので、映画の話します。

pink8er-hana.hatenablog.com

このタイトル観たとき「ウッソ何で!?」って嬉しかったし、エントリー読んでも、「わkkkkkkkkkkkkkkkkkっかる…(引用スター連打)」ってなりました。みんな読んでください。

 

単純girlなので、自分の好きなものについて喋ってる人がいたら、つられちゃいますよね。つられました。というわけで、わたしもスターウォーズについて何かしゃべりたいなって思ったんですけど、テーマもなくて困ってました。喋りたいのに喋れない。で、わたしがスターウォーズで何が好きかな?って考えたときに、ジョンウィリアムズの音楽がめっちゃくちゃに大好きなので、特に好きなサントラ曲を挙げながら、それにまつわる話をとりとめもなく話していきます。まさに「わたしが読みたいブログを書く」なので、多分わたし以外の人が読んでも面白くないと思います。だから「面白くないんですけど!?」っていうクレームを貰っても困ります。だってそういうもんだもん。カレー食べて「辛いんですけど!?」ってキレる人いないじゃない?そういうことです。

曲の話してると思ったら、突然本編の話したり、設定の話したり、飛躍に次ぐ飛躍です。君は、ついてゆけるだろうか。わたしの紡ぐ話のスピードに。

 

STAR WARS Main Title

字幕がヴァーーーーーってなるときの曲。多分、この曲をオススメされるときは、20世紀フォックスのファンファーレとセットでオススメされると思います。だって、これが無いと「スターウォーズ観るぞ!」感が湧きませんからね。

この字幕ヴァーーーーで、他の映画の2時間分の情報量があるとか、話の80%のクライマックスから映像にできてるとかって話を聞いたことがあります。ちなみにわたしが好きなヴァーはエピソード3の「War!」です。

わたしは音楽の授業で扱う楽器ぐらいしか演奏できないんですけど、吹奏楽やってて、特定の楽器に超思い入れある人が聞いたら感動するんじゃないかな。そのぐらい、どの楽器も魅力ある音を出してる。音痴のわたしでも鼻歌できるぐらいユニークなメロディと、重厚なのにしつこくない音の重なり方が天才だなぁって思います。

 

The Force Theme

静かな強さがあって、まさに目に見えないフォースそのもの。

エピソード3でオーウェンとベルーに抱かれた赤ちゃんルークが、タトゥイーンの2つの太陽に照らされるシーンは最高のエクスタシーですよね。

タトゥイーンという外縁(アウターリム)の辺境の、過酷な環境から抜け出したいルークの想いって、なんとなく分かるんですよね。どちらかというと、わたしはルークの友達のように、進学や就職で田舎を抜け出した側でもあるんですけど…。エピソード4で、「あと1年、農業やってくれ」って言われてキレるルークを観て、幼い頃は「そこまで怒る?」って思ってたんです。でも、あれは怒るっていうか…がっかりするよなぁって思ったし、何冊かの本にも書かれていたように、公開当時から世界中にいた田舎でくすぶる若者は、きっとルークに共感しまくったんだろうなって思いました。

一方、レイは、割と自分の意思でジャクーにいましたね。(過去形)(エピソード8で解決した模様)

エピソード7で雪に埋もれたルークのライトセーバーを引き寄せるシーンでも流れると思うんですけど、あれは…良いですよね。エピソード7、めちゃくちゃ好きで…。レイが好きなんですよね。

エピソード3ではこの曲でエンディング入ります。

 

・Princess Leia's Theme

何年か前、フィギュアスケート女子シングル宮原知子さんがフリープログラムの一部に取り入れられました。

すごく綺麗だから、この音楽のレイア姫はチューバッカのことを「歩くじゅうたん」なんて言わないし、ジャバザハットのことを絞め殺さないと思います。

エピソード3のレイアからルークに切り替わるつなぎの音がオルゴールちっくで絵本のページをめくるような興奮があります。

 

・Cantina Band

これ演奏してる中に、鬼道有人みたいな宇宙人いて好きです。スチールドラムっていうんですか?ほにゃほにゃネシアみたいな音楽が雰囲気出てますよね。

酒場でハンソロが早撃ちするんですけど、修正版では同時撃ちになってて、オリジナルはハンソロがちょっと先走ってるらしくって笑いました。このあとストーリーの進行に合わせて、借金まみれの密輸業者から、正義のヒーロー(の補佐)になっていく彼に、そういうセコいイメージをつけたくなかったという解説を読みましたが、いや、彼、そういうセコいところあるよ。エピソード7で、色んな業者からお金借りまくってて追い詰められてたじゃないですか。

この銃撃騒ぎで一瞬、演奏が止まるのに、すぐに何事もなかったかのようになる酒場の治安悪すぎてヒュ~~~!!ってなります。

 

・The Imperial March

言わずと知れた「あの曲」。テニミュ氷帝戦のサブタイが「The Imperial Match」なのはコレのもじりだと思ってます。

帝国に対する思いも、アナキンへの想いもめっちゃありすぎて、ここで文字出力することを諦めました。でも絶対みんな聞いてね(強制)

 

・Throne room

フォースのテーマに重ねるように歯切れの良い音が差し込まれ、凱旋行進曲のようになっています。後半にはメインテーマからのメロディが聞こえて、エピソード4のエンディングであることをうかがわせます。

ピッチが安定してない感じが味があって好きです。田舎の青年と密輸業者とウーキー族が、お姫様から勲章をもらう、クラシカルなシーンです。ところで、レイアの故郷・オルデラーンは木っ端微塵になってるんですけど、それでも彼女は姫なの?って純粋に疑問でした。でも、レイアの母親が(元ナブーの)女王だったので、姫って呼んでもあながち間違いじゃないなって自己解決しました。…ということは、ルークはプリンス?やべー。

エピソード4はこの曲でエンディング入ります。

 

・The Battle of Hoth

これは音楽そのものというより、帝国の偵察機や、ブラスターの音を重ねて聞きたくなります。

ニンテンドー64スターウォーズのゲームで、このホスの戦いを再現する箇所があるんですけど、まぁ〜AT-ATの足にケーブルくっつけるのが難しいし、攻撃されないように巻きつけるのが難しい。何回ケーブルを千切ったことか…。

エピソード5って見るたびに「えっ?こんなに反乱同盟軍って負けてたっけ?」ってびっくりするぐらい、ず~~っと劣勢。サブタイが「帝国の逆襲」ってなってるように、帝国やるじゃん映画。でも決定的につぶせない、帝国の詰めの甘さなが惜しい。右腕切り落とされて、ベイダーから「わたしがお前の父だ」って言われて絶望するルークは見ててキツいけど、いや……ルークお前……なんとなく察してたやろ……とも思います。有名なハンソロアルフォートもエピソード5で登場します。っていうかエピソード6はエピソード5見てないと100%ついて行けないですよね。

話をホスに戻して。この時に出てきたAT-ATが壊れた状態で、ジャクーにあるのマジでエモいというか、「うわわわわ」ってなったし、レイが同盟軍のヘルメット被ってごはんもぐもぐするところはマジでエモかったです。ヘルメット被ったレイ、ジェイクロイドのアナキンに似てたんだけどな…。ジャクー脱出するときに、廃船になったスターデストロイヤーをミレニアムファルコンで潜り抜けるところは脳汁ドバドバ出ます。

 

・Victory Celebration

イウォークがくるくるまわって、幽霊が召喚される曲。

現在流通しているバージョンでは、皇帝(パルパティーン)がデススターⅡの燃料となり、帝国の支配からの解放を喜ぶそれぞれの星が映し出されます。時系列でいくと、エピソード3でパドメのお葬式シーン以来のナブー!!コルサントでは皇帝のバカでかい像が引き倒されるんですけど、なんていうか、「皇帝って意外と俗っぽいことするんだな」とほっこりしました。

ルークはオビワンとヨーダとは面識ありますけど、ヘイデンクリステンセンのアナキンとは面識ないはずですよね?知らん幽霊がボヤ~っと見えてたら絶対怖いのにニコニコしてるルークが逆に怖い。そもそも、オビワンとヨーダは、クワイガンの冥界通信教育受けてたから幽霊になれたけど、アナキン何もしてないじゃん?無我の境地を素で使える跡部様みたいなものなのかな?さすが選ばれし者だ…。

イウォークの中で、金ピカの3POが神様扱いされてるのがめちゃくちゃ最高だし、神様への捧げものとして、丸焼きにされそうだったハンソロが最高でしたね。焼きアルフォート

エピソード6はこの曲でエンディングに入ります。

 

・Duel Of The Fates

一般のテレビ番組のBGMにもよく使われるコレ。

ちょっとした自動ドアの向こうでオビワンごっこするじゃん?しない?日本語吹き替え版のほうの「マスタァァアアアアアアア!!!!!!!!!!!」って、叫ばない?叫ばないの?偉いね。

エピソード2で、タスケンレイダーからシミ(母親)を「いざ助けん!」とする*1スピーダーでかっとばすアナキンもこの音楽背負ってましたね。確かにこの一件が無ければ、アナキンがパドメに対してあんなに執着することもなかっただろうし、アナキン自身も自分の中の残虐性に気付かなくて済んだよね。運命だなぁ…。

同じリズム・メロディが繰り返される緊張感と、重なる人間の声が、聴いている人に「なんかヤバい」感を植え付けています。

 

・Augie's Great Municipal Band

「これスターウォーズや~!!」ってなるシーン*2でかかっている曲。グンガンが演奏していることになっています。

先述のThrone roomやVictory Celebrationのシーンを彷彿とさせます。クワイガンの火葬のあと、アナキンを弟子にとったオビワン。二人ともちょっと凛々しくなっています。

アミダラ女王から光る玉を受け取ったグンガンの首長ボスナスが「PEACE!」って宣言するんだけど、視聴者みんなナタリーポートマン見てるんですよね。観てない?なんで?

エピソード1ではこの曲でエンディング入ります。

 

・Across The Stars

5秒で泣く。

アナキンとパドメがめちゃくちゃ好きなんですよ。もう、好き。まずアナキンが5個下なのが可愛い。

初対面での会話がヒドくて最高。「お姉ちゃん、天使なの?」「あなた奴隷なの?」って何?アナキンが跡部様だったら「面白い女だ」っていうイベント発生してたじゃん?しなかったけど。でも、ナタリーポートマンだもん。そりゃ「天使なの?」って思うよね。

約10年後の再会で、ドキドキソワソワしてるアナキンめっちゃ可愛いし、別に怒るでもなくむしろちょっとからかうオビワンがめっちゃよき。ジェイクロイドからヘイデンクリステンセンに役者が変わってるから、約10年経ったから、パドメからの認知が切れてたことに不満なアナキンめっちゃかわいい。「僕は忘れたことなかったのに!」って、…オタクか?

ナブーの草原で、愉快な生き物から落馬(馬?)したアナキンが、パドメに構ってもらいたくて立ち上がれないフリするじゃん?なんやかんやあって、アナキンとパドメが草原ゴロゴロするやつめちゃくちゃ憧れなんですけど、そもそもナブーに行けないので無理でした。あとわたしがナタリーポートマンじゃないのも課題。

ジオノーシスで、「今から処刑されますよ」ってタイミングでチュッチュする2人開き直りすぎて好きだし、あれ絶対オビワンから見えてたよね。アナキンがかわいい凶暴なクリーチャーを手懐けてバイクみたいに跨って、アナキンの後ろにパドメが飛び乗って、挨拶のチュッ♡をするんですよね。で、そのあと、アナキンがオビワンを助けに入って、パドメの後ろにオビワンが飛び乗るんですよ。……その流れで、なんかパドメとオビワンもチュッ♡ってしそうなんですよ。しないんですけど。でも、オタクカルチャーに理解の無い母親も、「これはチューするかと思った」って言ってたので、多分しました。(?)

機械の腕になったアナキンと、パドメが神父とR2と3POしか知らない結婚式を挙げるのがめっちゃしんどいです。だってこの裏では、クローン兵が量産・配備されていよいよクローン大戦がはじまっていくというのに…。

ムスタファでの2人の離別はつらかったですよね…。あんな結末になったけど、わたしの結婚式もこれ流してほしい…。結婚する予定1ミリもないけど…。

ナブーの豊かな自然をイメージした美しく青き死に装束のパドメの手には、寒い宇宙で独り淋しさと戦っていたアナキンが贈ったお守りが握られているのが答えだよね。うん。

エピソード2ではこの曲でエンディング入ります。

 

・Battle of Heroes

何で読んだかすっかり忘れましたが、「青と青のライトセーバーがぶつかる悪夢」みたいなことが書いてあって、めっちゃ納得しました。シスの赤いライトセーバーに対して振るわれるべき、ジェダイの青いライトセーバー同士が戦うなんて…最悪の展開じゃないですか…。

エピソード3の特典映像で、ムスタファの戦いは時間経過順には撮っていないので、ボロボロの衣装と、ピカピカの衣装をそれぞれ用意していたという話が好きです。あと、本物の火山の噴火の映像を合成したという話も好き。

オビワンが、双子を身ごもってお腹が大きくなったパドメに対して「父親はアナキンですね?」って断定してくるシーンが全然笑えないんだけど、ンッフフってなってしまいます。オビワンそういうところある。

あと、コルサントの議会で、ヨーダパルパティーン(ダースシディアス)が戦うところでも流れています。パさんが元々ナブーの議員っていう経歴がめっちゃヤバくないですか?パさんがヨーダに対して「緑の小さな友人」って呼びかけるところがめっちゃ教育番組っぽくてすごく和みます。

オビワンが「地の利を得たぞ!」って言うんですけど、英語でも「I have the high ground.」なのでまあ…ソウダネとなります。中高生時代は、文系クラスなのに学年でも最下位を争うぐらい英語が苦手で嫌いだったんですけど、「be over~.」で「~が終わる」っていうのは、「It's over Anakin.」で学びました。英語嫌いのわたしが唯一馴染める英語がスターウォーズなんですよ。英語が嫌いすぎて、英語の長文とか見てると脳が強制シャットダウンかけてぐっすり寝ます。

 

・Rey's Theme

ンモ~~~~~~~~~~~~!!!!!!レイはね~~~~~~~~~好き!!!!

レイがジャクーでどうやって暮らしてきたのかっていう「レイのサバイバル日記」という児童書があるんですけど、「レイ!!!!!!!!!!!!!幸せになってくれ!!!!!!!!!」って言いながら読むしかないんですよね。アナキン・ルークと同じ砂まみれの惑星で暮らしていたのに、なんていうか、精神が強いところが好きです。アナキンは母親と、ルークはおじ夫婦と暮らしていたし、二人ともそれなりに友人もいて、人間関係は二人の方が豊かだったはずなのに…なんでレイはあんなにしっかりしてたんだ…好きです…。レイが崩れたのも、自分の両親はジャクーに帰ってこないとカイロレンにハッキリ言われてしまったときぐらいじゃないですかね?っていうかカイロレンがグラグラすぎて、お前さん早うライトサイドに戻っておいでって言いたいですよね。ンモ~~~~~何してんのォ……。

エピソード7は、この曲みたいな全体的に漂うハリーポッター臭が「ちょっと…」と思っていたんですが、2回目観たときは「今までのスターウォーズもこんなもんやったな」と腑に落ちたし、いわゆるハマった状態になりました。

 

・March Of the Resistance

進化を続ける『STAR WARS』の世界に追いつき追い越せ、この音楽の力!

エピソード7で水しぶきを上げながら、劣勢のハンソロを助けに来るレジスタンス機の頼もしさ!!このシーンのために映画館に行ったといっても過言ではないぐらいです!嘘です過言です!

スターキラー要塞に着陸して「サムイヨ~」って訴えるチューバッカが可愛いとか、おじいちゃんに追いつけないかもって怯えてるカイロレン可愛いとか、色々あるけど、ハンソロが死んだのがキツい…。結末分かってるんだけど、「いや、今日はベンくんのご機嫌が良くて、ハンソロ死なないかもしれない!」って思いながら観てるからさ…毎回凹む。

カイロレンがハンソロに対して、「何をすればいいか分かっているが、出来ないでいる」って涙ながらに訴えるところあるじゃないですか。あれはハンソロを殺すための工作だったんですけど、あれ絶対にアナキンも同じこと思ってたよな~って考えながら観てます。そして泣く。絶対アナキンもあのマスクの下で、そうやって取り返しのつかない自分の罪に押しつぶされそうになったことあるはずですよ。

 

 

・おわりに

エピソード9が、いよいよ今年公開予定ということで、オラわくわくすっぞ!状態なんですけど、ちゃんと終わるのかなぁという不安でいっぱい…(笑)新三部作世代のわたしにとって、「終わりが見えない三部作」って初めての経験なんですよ。旧三部作も公開されてビデオも出回っていたころだし、新三部作は「アナキンがダースベイダーになる」っていうゴールが決まっていたし。

レイもカイロレンもどっちも幸せになってほしいと思っています。

とりあえず、9の前に8をちゃんと観ておかないとなぁって思いました。劇場で1回観ただけじゃ何も覚えてないや…。競馬場みたいなところのシーンはワンピースの映画のグラン・テゾーロと記憶が混ざりまくっててヤバいです。

アナキンがめっちゃ好きなので、アナキンのことを尊敬しているカイロレンくんももちろん大好きです!だからカイロレンくんには幸せになってもらいたい!でもシスだから多分死んじゃうんだろうな…つらいな…。

そんな感じで、わたしが今出せる「スターウォーズ観」を出してみました。レイ三部作の制作・公開で、書店でも関連の本を見かけるようになって、うれぴよです。イコール積ん読が増えてるんですけどね。

 

所詮ブログは自己満。お付き合いいただきありがとうございました。

それじゃ。

*1:極寒

*2:もうエピソード1が終わります

勝ったモン勝ちや! テニミュ青学VS四天宝寺 感想

 

来たで~日本青年館!!

 

てなわけで、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs四天宝寺 東京公演、お疲れさまでした!!

地方・凱旋で初見という方もいらっしゃると思いますが、ネタバレの範囲が分からないので、何も配慮しません。

あ、円盤予約しました。

 

 

運命の日Ⅰ 

いやぁ……。……なんだろうな、あの日の空気はな……「形容しがたい」「得も言われぬ」TLでしたね……。

渡邊オサム役 碕理人

……ねぇ。(私信)

早バレでうっすら出回っていた情報ではありましたが、ジャンプ発売日にね……。早バレは見たい人だけ勝手に見てればいい派なんですけど、早バレを見た感想を匂わせっぽくTLに流す情強()ぶった人は嫌いです(笑)

キャストコメント動画見て、碕さんが「ただただ普通に嬉しいです」って話されていたのが……もうね……涙を誘うわけですよ。

 

誠に勝手ながら、『つはもの』千穐楽で『巴里』発表されたときのわたしと重なってしまって、わたしもしんどかったです。

どうなるんやろ、大丈夫かなってハラハラしていましたが、実際公演を観て、あの感想が出てきたのなら杞憂に終わったというわけですよ。杞憂でよかった。

 

運命の日Ⅱ

このツイートのとき、ちょうど友達と会ってたんですけど、動揺のあまり10回ぐらいこのツイートを音読していました。わたしが。なんかこう、噛みしめるというか、状況を整理するとき、声に出すじゃないですか。工藤新一くんとかも。

まさか自分がこの作品に携る日が来るとはなぁ。フレッシュで熱い現場です。

その友人は「テニミュじゃん!?」って言ってたし、わたしも「テニミュだよね!?」って思いました!何役かな?南次郎かな?って推理してたし、なんなら「ミュージカルテニスの王子様公式ホームページをご覧のみなさんこんにちは!越前南次郎役荒木健太朗です!」も5回ぐらい言いました!!(自白)

’でも、テニミュがこんな雑な匂わせ(?)を許すのかな?と疑問に思ったし、発表できない可能性も無きにしも非ずだったので「テニミュじゃないかもしれない」運転に入っていました。

 

 かーらーの!コレ!!

えぇ……まさかのそういうことだってばよ……。だって、もっと…もっと、頼みやすい人いたじゃん!!上のツイートのジモッティの陳内将さん、めちゃくちゃテニミュOBじゃないですか!!

わたしのTLがめちゃくちゃ緑化されました。エコロジーTL。

急いで譲渡ツイート探しまくって、なんとか1枚押さえました。機動が長谷部。

 

そして迎えた、公演当日。

 

 

四天宝寺VS不動峰(準々決勝)

神尾・石田(弟)が、必死に食らいついてるのを見て、まず泣きました。その前の、金ちゃんが伊武くんを1球でK.O.したって言ってるのを聞いた時から、不動峰に全力感情移入してたんですけど。

不動峰の、頑張り屋さんな後輩たちが、傲慢な(でも中高の部活にはありがちな)先輩たちからいじめられて、そこに橘さんがやってきて……というストーリーが刺さるんですよね。どのチームも勝つためにものすごい努力をして、全国大会まで出場しているわけですが、不動峰の努力って、青学や立海とは少し質の違うところがあって。派手な必殺技とか、華やかなプレーはないけど、不動峰というチームの物語が、この年齢になってすごく沁みました。

で、冒頭の神尾・石田ペアに、忍足(謙)・石田(兄)ペアを当てられてて……。言葉は悪いけど、いわゆる「上位互換」ってやつじゃないですか。作者から割り当てられた才能の差なのかな…と、この時すでにボロ泣き。

……そこに橘さん。「もうよかばい」

もうね、恋!これは恋ですよ!全世界が橘さんリアコ♡になったわこりゃ。

橘さんVS千歳観ながら、「あ、これ円盤買お」って思いました。もうね、いい仕事したんですよ、荒木さんが(?)。弟が買っていた原作マンガをパラ読みした記憶しかないんですけど、テニプリの九州弁って、だいぶしっちゃかめっちゃかじゃないですか。実際、ミユキちゃんとか獅子楽とか、わたしの記憶から抹殺されてるレベルでアレでしたし。でも、そのリアリティって、当時のジャンプ編集部が「必要ない」って判断した部分なわけです。雰囲気だけ伝わればオッケーみたいな。毎週締切の過酷な環境で、そういうチェックって不可能だし。

聞きながら、「これ、わたしが九州ネイティブだから分かってるだけで、他の人たち分かるのかな?」って思うレベルで、橘さんと千歳が流暢に九州語をお話になるわけですよ。それはもう、客席でニヤニヤしちゃうぐらいに。

橘さんリアコで、千歳の腕がルフィみたいに長くて、もう「あ~~~~カッコイイ~~~~~~」って沸いてたんですけど、ふとした瞬間に聞こえるかなりキツめの九州弁にフフってなるジェットコースターが良かったですね。

千歳がセリフ量が多かったからそう聞こえただけなのかもしれませんが、多分、ミュの比嘉も参考にしたんじゃないかな?っていうぐらいイントネーションがヤバいです。一応九州も本土のほうですからね。

あ~引っ張られそう。

創部2年目で、3年生1人、残りは未熟な2年。誰か怪我したら即OUTのチームが、全国大会に出場して、ベスト8にまで上り詰めた。「少年漫画」のターゲットであろう「少年」は強くてかっこいいリョーマに憧れるんだろうけど、周りの環境や無理解な人たちに囲まれた逆境を言い訳にせず、「全国大会」を目指してきた不動峰の物語が、「何者にもなれなかったわたし」の心に迫ってきました。『ハイキュー!!』でも言及されているように、ある程度上位の学校って、繋がりがあるんですよ。練習試合組んでもらったり、場所の貸し借りとか。橘さんは強い選手だけど、九州から離れた東京にそういうコネクションってほとんどなかったと思うんです。それでも、ひたすら自分と、可愛い後輩たちの力を信じて、戦ってきた彼の2年って、もしかしたら、「何者にもなれなかった人」が一生で経験するよりも多くの辛酸を舐め、爪を泥で汚してきたんだろうなって思いました。

……すごいな、まるで不動峰が好きな人の文章じゃないですか。

 

青春学園VS四天宝寺

自分が方言ネイティブなのもあって、創作に出てくる関西弁とかズーズー弁とか、いっちょん萌えんとです。そいば克服したとは細谷さんの広島弁に癒さる『この世界の片隅に』っちゅー映画やったわけですけど、まあつまり、四天宝寺中学校自体にそこまで思い入れってないんですよ。この試合のオーダーすら忘れてたぐらいだったし。

 

S3不二VS白石

エエエエエエエエ『エクスタシー』だぁあああ……!!めっちゃ軽快なPOPアレンジがされていて、すでにドリライ会場でした。心の中でめっちゃ黄色と緑とピンクのサイリウム振り回しました。白石が「パワー」と「パーフェクト」で力む歌い方をしていて、「あぁ、白石ってそういう一面もある人なんやな」と思いました。綺麗だけじゃないんだね。間奏のセリフも完璧に覚えてた自分キモいなって若干引きつつ、生エクスタシーにエクスタってました。

正直、こんな一方的にボコられる不二を見ててつらかったです。こんな不二の姿を見て、裕太くんはどう思うのかな?って考えてしまったから。

不二が、「負けない」って歌うんですけど、それは「白石に」と、「自分に」の2つの意味があるように聞こえました。不二って、ビスケに怒られた頃のキルアみたいに、優秀であるが故に相手との力量差を感じ取ってしまって、そこに合わせてプレーをしてたんだと思います。そんな不二が、「青学を勝たせたい」って立ち上がる瞬間ね、泣きますよそりゃ。えぇ、もう。

トリプルカウンターがそれぞれ進化して、百腕巨人の門番が爆誕!返球が絶対にネットを超えない状況でも「チャウチャウとちゃうんちゃう」と冷静に反撃の一手を詰めていく白石!知ってたけど!展開知ってるのに、目の前で観るとグワァアア!!って興奮しました。ネットを超えられるように返球できた白石が、今度はわざとコードボールを狙って不二を追い詰めるんですよ!!(そうだね)なんかもう、この試合が熱くなくて何が熱いんだ!?ってぐらい熱闘甲子園でした!!

そのあとベンチでずっと不二はうなだれているんですけど、あれ多分以降の試合見えてないよね。

 

D2海堂・桃城VS一氏・金色

かなり昔の「ジャンBANG!」で、アッキ~ナが「テニプリだと金ちゃん(遠山金太郎)が好き!」と言っていたのに対して、アメリカザリガニが「あ~この子?」と金色小春を指していたのが今でも記憶に残っています。ハイパー愉快だった。

登場がいきなりアナ雪で、円盤収録がかなり心配なんですけど、大丈夫なんですかね?あそこだけモザイク処理+ピー音だったら逆にめっちゃ笑えるので、よろしくお願いします。

海堂と桃城が、お互いが最高のライバルだと思っているから、常に意識し合って、ダンクとトルネードスネイクを打てるっていう……ね。(同意を求める絵文字)そういうのが好きじゃない人、おる?(反語)

っていうか小春もめっちゃ頭いいんだから、足みなよ足。あんな足の細い桃城がおってたまるか。

 

S2河村VS石田

ダッシュ波動球が一式波動球と同程度…という絶望感。百八式の意味を瞬時に理解する手塚めっちゃよかった。「108レベルまで」って言い換えてくれてありがとう。まあわたしらみんなこの試合のこと知ってるけど。

不動峰に対して「最後まで試合できる人おらんの?w」と言っていた四天宝寺に対して、よもぎ好感度がマイナス3億ぐらいになっているところに「青学のお荷物」発言。ほんましばき倒したろか。……中学生に本気でキレる成人女性はだいぶヤバいので我慢しました。っていうか、タカさんがお荷物やったら、荒井様とか何?ってなるやん。

タカさん用の客席が登場したときは不謹慎ながらちょっとウフフってなりました。でも、亜久津がちゃんと受け止めてくれてて。亜久津がタカさんに「俺が出来なかったことをやってくれ」的なことを言ってて、この日何度目かの号泣。亜久津も本当は勝ちたくて勝ちたくてしょうがなかったんだなって……普通にガチでクズ行為いっぱいあるけど、亜久津も中学生の青少年なんだなって……。途中で、亜久津に支えられたタカさんがラリーしたのは「おいおい!?」と思ったけどね。

オサムちゃんが銀さんに波動球NGを出しました。でも、銀さんはタカさんに真っ向勝負をするって、タカさんの波動球を無効化して、引っ込めていた自分の波動球を出した瞬間のオサムちゃんが!!!!めっちゃ!!顧問してる!!「あっ!やばい!」からの「止められんかった……」っていうオサムちゃんのベンチワークよ。

わたし、腕を折ったことが無い*1したので分からないんですけど、「折れてる」状態であんなふうにラケット拾うことってできるんですかね?そのあと、銀さんは「痛い…」って腕めっちゃ曲げてましたけど、良いのか……?

 

D1手塚・乾VS千歳・財前

手塚も千歳も腕がルフィ。わたしそういう腕大好きなんですよ。「蜜柑が美味しい季節ですね^^」って、SNSに載せた蜜柑がミニチュアみたいに小さく感じるぐらいのめちゃくちゃ手の大きい人がめちゃくちゃ大好きなんですよ。

千歳を呼びに行くために、スピードスターの謙也がラケットをオサムちゃんに預けるんですけど……2018年激エモ大賞すぎました。俳優さんと同一視しているつもりはありませんが、やっぱり今回の四天宝寺、オサムちゃんと謙也の絡みが激エモすぎて爆発しそうです。

変則シングルつって、乾と財前が奥に下がるんですけど、なんでかその中央に橘さんも召喚されてるんですよね。それまでも橘さんと亜久津が亡霊のようにウロウロしてましたけど、更に乾と財前も亡霊のように立っているD1……シュールすぎる。

ここ、アレンジ?か新曲かわかんないけど、「いざ~勝負~」のあのカッコイイ歌の試合ってこれだったんですね。千歳が才気煥発の極みを発揮するんだけど、じゃあその前に発揮させてもらった橘さんの立場は?ってなって普通に泣いた。いやまて、わたし橘さんだいすきか?

 

(S1)越前VS遠山

それぞれの試合終わりに拍手するつもりでいたのに、無音…だったのでちょっと「え?」って思ったし、団体戦の終わりの挨拶でも無音だったのでびっくりしちゃいました。あれっていつもやらんの?(テニミュ素人)

金太郎ちゃんが今回、良いんですよね……。良いんですよ。なんかワガママ言っても許せる可愛さがあって、最高のキュートボーイでした。天真爛漫なゴンタクレ!やられたらやり返したる!

正式な試合じゃないんですけど、この試合めちゃめちゃ好きになりました!!

なぜかというと、テニミュだからです!!(?)

2人が装置使って縦横無尽の空間把握力にコート(という名の宇宙)を駆け抜けるじゃないですか!!そのとき、越前が無我使って、色んな選手の色んなショットを打って来る演出が!!もう!!

大好きだ大好きだ大好きだよ!!

テニミュのことをニワカミーハー程度でしか追えていませんが、そんなわたしでも、「この照明は!!」「この打球音は!!」「このフォームは!!」ってなったんですよ!!もう!!もうね!!

テニミュを観て良かった!!地球に!!生まれて!!良かった!!

そんな興奮の波がドドドと襲ってきて、泣きました。(結局)

 

THIS IS MY BEST~バラード

聞いたことある歌~~!!!!って泣きました。バックに3rdの今までの対戦校の映像が走馬灯のように流れていったのがやばかったです。青学のターンで、ダンスの割り振りがすでに全国立海のオーダーになっていたのはもっとやばかったです。手塚・不二→乾海堂→大石菊丸→越前……。まだ心の準備がはわわわわわわ。

四天も橘さんも、そして亜久津もラケットを持っているのに、1人、ラケットを持てない男が。そう、渡邊オサムちゃんさんです。オサムちゃんさんは、一体どんな気持ちでこの青少年たちを見守ってるんだろうな……5年の月日って残酷だな……と思いつつ、ラストで謙也に寄り添うオサムちゃんさんがエモすぎて泣きました。ほんとさ、オサムちゃんはどんな気持ちで「青少年」って呼びかけてんのかな。

バラードの私服の橘さんがダサすぎて夢女子がギブアップしました。なんなん?あのオーバーサイズのチェックシャツ。トンチキ方向のハイセンスなダサさでなく、ガチのマジでダサい私服でめっちゃ泣いてしまった。「橘さんの私服がダサい」っていう悲しみだけが頭を埋め尽くしたので歌詞が1ミリも入ってこなくて逆にウケました。オサムちゃんに至っては……サイゼリヤの間違い探しレベルのマイナーチェンジ。アナ雪の布使えば多少は変わったやろ!?

私服ダサい!って終演後にキレたら、「今までもっとダサかったじゃん」と謎の慰めを受けました。でも首にとろろ昆布巻く手塚部長はあまりにもおじいちゃんすぎるやろ……。

 

ふ〜わふわ〜

いやぁ……あれは……可愛いの暴力ですよね。

オサムちゃんの。

もう、オサムちゃんしか見えなかった。クローズドアイ使った不二ぐらい、君しか見えなかった。客降りでガラガラになったステージで「おっしゃ♩」ってセンターに来て、めっちゃ元気いっぱいにふ~わふわ~する碕理人さん。いや、めっちゃ笑顔になりますよ。あのオサムちゃんのふ~わふわ~ダンスで笑顔になれない人はいないと思います!いたらごめん!いるかも!!あと50回ぐらい観たい!!最後に手塚とかリョーマくんがステージに帰ってきたら、「どうぞどうぞ」って場所を空けるのも、めっちゃ花丸でした!!!!

 

思ったこと

1幕終わりの橘さん・亜久津・オサムちゃんのお歌のときのオサムちゃんを見ていたら、なんでか荒木さんを「推そう*2」と思った時の感覚が蘇ってきました。だからといって、碕さんを推したいと思ったわけじゃないんですけど、懐かしい気持ちというか……。上手く言葉には出来ないのですが、とにかく、「あっ」って気付いたんです。この感じを体験したのが、『アーマ』のときだったか、『ミクロワールドファンタジア』のときだったか、『悠久乃刻』のときだったかは忘れちゃったんですけど。忘れたことばかり、確実なことは何も言えないし掴めていないんだけど、とにかく、荒木さんのいない公演を観て、荒木さんではない俳優さんを見て、確かに「思い出したこと」がありました。

 

正直、方言指導って期待してなかったんです。昔、実家で見ていたドラマにも方言指導がついていながら、ど下手な台詞を聞いたことがあって。母と二人で、「こんがん指導でよかとやったら、わたしたちでも仕事できったいね!」って文句言ってました。(厳しい視聴者)

パンフレットに「熊本ことば指導:荒木健太朗」って載ってて、すごく嬉しかったけど、公演観るまではちょっと不安でした。

でも、橘さん・千歳があまりにも流暢で、笑ってしまうぐらいにすごかったんです。「容赦ないな」って思ったんです。

帰り道、ふと、最初にあげた言葉*3、最初にもらった*4言葉を思い出して、ちょっと泣いた。うそ、割とゴツめに泣きました。

 

家に帰ってから、パンフレット何回も見て、ず~っと眺めていたいぐらい嬉しかったし、誇らしかったです。どこでも見ていたいけれど、パンフレットを持ち歩いてニコニコしているオタクはさすがにかなりヤバイので、写メってそこだけ持ち歩くようにしました。本当に、純粋に、嬉しい!ってなって、ニコニコしちゃいます。

 

……うーん、あともうちょっとポエム続きそうなんですけど、きりがないし、クリスマスケーキを食べたくなったので、やめときます。

 

 

次回予告!!

よもぎアワード2018」

わたしの独断と偏見によるランキングをカウントダウン形式で勝手にご紹介していくはた迷惑なエントリーにします!(謎の宣言)

 

 ノミネート作品はコチラ↓

ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~

解禁:2017年7月25日

東京凱旋公演:1月6日~15日/大阪公演:1月26日~30日

 『マリアビートル』

 『ギャングアワー』

解禁:2017年11月22日

公演:3月13日~18日

 『白痴』

 『JOKERTRAP』

追加キャスト発表:2月22日

東京公演:4月19日~30日/大阪公演:5月10日~13日

 アンナ・カレーニナ

 『カリフォルニア物語』

ミュージカル『刀剣乱舞』阿津賀志山異聞2018巴里

解禁:1月30日

フランス公演:7月15日/東京公演:8月3日~19日

『恋するアンチヒーロー

日替わり発表:8月25日

公演:9月10日

ミュージカル『テニスの王子様』全国大会青学VS氷帝

『スペーストラベロイド』

『トラベルモード』

解禁:4月28日

公演:10月11日~15日

はみだしっ子

『真剣乱舞祭2018』

解禁:5月6日/出演発表:8月14日

福井公演:11月24日/東京公演:11月27日~28日/宮城公演:12月5日~6日/大阪公演:12月11日~12日/千葉公演:12月15日~16日

ミュージカル『テニスの王子様』青学VS四天宝寺

 

※『月詠乃刻』と『RE:VOLVER』に関しては劇場に行っていないため除外

また、余裕があれば嬉しかったツイートと、嬉しかったニュースもあわせて載せておこうと思います。

 

それでは!

よもぎにマシュマロを投げる | マシュマロ

*1:両手の指は親指以外全部骨折or捻挫

*2:他に適切な表現が思い当たりませんでした

*3:最初ではない

*4:わたし宛ということではない

天才に出会った衝撃 スペーストラベロイド感想

芸術の秋ですね~!!(挨拶)

 

ちゃっかりイヌフェス参加作品観に行ってるのワロタ~って感じですが、まあ見に行きました!イエイ!

 

 

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