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毎日が記念日

スターウォーズのサントラ曲にまつわるエトセトラ

 

 

2019年、エピソード9公開予定だし、とある舞台の新作も発表されて、なんていうか、全体的なオタク引退を真剣に考えてしまいますね。(不穏)

 

はい、というわけで、推し事がはじまらねぇので、映画の話します。

pink8er-hana.hatenablog.com

このタイトル観たとき「ウッソ何で!?」って嬉しかったし、エントリー読んでも、「わkkkkkkkkkkkkkkkkkっかる…(引用スター連打)」ってなりました。みんな読んでください。

 

単純girlなので、自分の好きなものについて喋ってる人がいたら、つられちゃいますよね。つられました。というわけで、わたしもスターウォーズについて何かしゃべりたいなって思ったんですけど、テーマもなくて困ってました。喋りたいのに喋れない。で、わたしがスターウォーズで何が好きかな?って考えたときに、ジョンウィリアムズの音楽がめっちゃくちゃに大好きなので、特に好きなサントラ曲を挙げながら、それにまつわる話をとりとめもなく話していきます。まさに「わたしが読みたいブログを書く」なので、多分わたし以外の人が読んでも面白くないと思います。だから「面白くないんですけど!?」っていうクレームを貰っても困ります。だってそういうもんだもん。カレー食べて「辛いんですけど!?」ってキレる人いないじゃない?そういうことです。

曲の話してると思ったら、突然本編の話したり、設定の話したり、飛躍に次ぐ飛躍です。君は、ついてゆけるだろうか。わたしの紡ぐ話のスピードに。

 

STAR WARS Main Title

字幕がヴァーーーーーってなるときの曲。多分、この曲をオススメされるときは、20世紀フォックスのファンファーレとセットでオススメされると思います。だって、これが無いと「スターウォーズ観るぞ!」感が湧きませんからね。

この字幕ヴァーーーーで、他の映画の2時間分の情報量があるとか、話の80%のクライマックスから映像にできてるとかって話を聞いたことがあります。ちなみにわたしが好きなヴァーはエピソード3の「War!」です。

わたしは音楽の授業で扱う楽器ぐらいしか演奏できないんですけど、吹奏楽やってて、特定の楽器に超思い入れある人が聞いたら感動するんじゃないかな。そのぐらい、どの楽器も魅力ある音を出してる。音痴のわたしでも鼻歌できるぐらいユニークなメロディと、重厚なのにしつこくない音の重なり方が天才だなぁって思います。

 

The Force Theme

静かな強さがあって、まさに目に見えないフォースそのもの。

エピソード3でオーウェンとベルーに抱かれた赤ちゃんルークが、タトゥイーンの2つの太陽に照らされるシーンは最高のエクスタシーですよね。

タトゥイーンという外縁(アウターリム)の辺境の、過酷な環境から抜け出したいルークの想いって、なんとなく分かるんですよね。どちらかというと、わたしはルークの友達のように、進学や就職で田舎を抜け出した側でもあるんですけど…。エピソード4で、「あと1年、農業やってくれ」って言われてキレるルークを観て、幼い頃は「そこまで怒る?」って思ってたんです。でも、あれは怒るっていうか…がっかりするよなぁって思ったし、何冊かの本にも書かれていたように、公開当時から世界中にいた田舎でくすぶる若者は、きっとルークに共感しまくったんだろうなって思いました。

一方、レイは、割と自分の意思でジャクーにいましたね。(過去形)(エピソード8で解決した模様)

エピソード7で雪に埋もれたルークのライトセーバーを引き寄せるシーンでも流れると思うんですけど、あれは…良いですよね。エピソード7、めちゃくちゃ好きで…。レイが好きなんですよね。

エピソード3ではこの曲でエンディング入ります。

 

・Princess Leia's Theme

何年か前、フィギュアスケート女子シングル宮原知子さんがフリープログラムの一部に取り入れられました。

すごく綺麗だから、この音楽のレイア姫はチューバッカのことを「歩くじゅうたん」なんて言わないし、ジャバザハットのことを絞め殺さないと思います。

エピソード3のレイアからルークに切り替わるつなぎの音がオルゴールちっくで絵本のページをめくるような興奮があります。

 

・Cantina Band

これ演奏してる中に、鬼道有人みたいな宇宙人いて好きです。スチールドラムっていうんですか?ほにゃほにゃネシアみたいな音楽が雰囲気出てますよね。

酒場でハンソロが早撃ちするんですけど、修正版では同時撃ちになってて、オリジナルはハンソロがちょっと先走ってるらしくって笑いました。このあとストーリーの進行に合わせて、借金まみれの密輸業者から、正義のヒーロー(の補佐)になっていく彼に、そういうセコいイメージをつけたくなかったという解説を読みましたが、いや、彼、そういうセコいところあるよ。エピソード7で、色んな業者からお金借りまくってて追い詰められてたじゃないですか。

この銃撃騒ぎで一瞬、演奏が止まるのに、すぐに何事もなかったかのようになる酒場の治安悪すぎてヒュ~~~!!ってなります。

 

・The Imperial March

言わずと知れた「あの曲」。テニミュ氷帝戦のサブタイが「The Imperial Match」なのはコレのもじりだと思ってます。

帝国に対する思いも、アナキンへの想いもめっちゃありすぎて、ここで文字出力することを諦めました。でも絶対みんな聞いてね(強制)

 

・Throne room

フォースのテーマに重ねるように歯切れの良い音が差し込まれ、凱旋行進曲のようになっています。後半にはメインテーマからのメロディが聞こえて、エピソード4のエンディングであることをうかがわせます。

ピッチが安定してない感じが味があって好きです。田舎の青年と密輸業者とウーキー族が、お姫様から勲章をもらう、クラシカルなシーンです。ところで、レイアの故郷・オルデラーンは木っ端微塵になってるんですけど、それでも彼女は姫なの?って純粋に疑問でした。でも、レイアの母親が(元ナブーの)女王だったので、姫って呼んでもあながち間違いじゃないなって自己解決しました。…ということは、ルークはプリンス?やべー。

エピソード4はこの曲でエンディング入ります。

 

・The Battle of Hoth

これは音楽そのものというより、帝国の偵察機や、ブラスターの音を重ねて聞きたくなります。

ニンテンドー64スターウォーズのゲームで、このホスの戦いを再現する箇所があるんですけど、まぁ〜AT-ATの足にケーブルくっつけるのが難しいし、攻撃されないように巻きつけるのが難しい。何回ケーブルを千切ったことか…。

エピソード5って見るたびに「えっ?こんなに反乱同盟軍って負けてたっけ?」ってびっくりするぐらい、ず~~っと劣勢。サブタイが「帝国の逆襲」ってなってるように、帝国やるじゃん映画。でも決定的につぶせない、帝国の詰めの甘さなが惜しい。右腕切り落とされて、ベイダーから「わたしがお前の父だ」って言われて絶望するルークは見ててキツいけど、いや……ルークお前……なんとなく察してたやろ……とも思います。有名なハンソロアルフォートもエピソード5で登場します。っていうかエピソード6はエピソード5見てないと100%ついて行けないですよね。

話をホスに戻して。この時に出てきたAT-ATが壊れた状態で、ジャクーにあるのマジでエモいというか、「うわわわわ」ってなったし、レイが同盟軍のヘルメット被ってごはんもぐもぐするところはマジでエモかったです。ヘルメット被ったレイ、ジェイクロイドのアナキンに似てたんだけどな…。ジャクー脱出するときに、廃船になったスターデストロイヤーをミレニアムファルコンで潜り抜けるところは脳汁ドバドバ出ます。

 

・Victory Celebration

イウォークがくるくるまわって、幽霊が召喚される曲。

現在流通しているバージョンでは、皇帝(パルパティーン)がデススターⅡの燃料となり、帝国の支配からの解放を喜ぶそれぞれの星が映し出されます。時系列でいくと、エピソード3でパドメのお葬式シーン以来のナブー!!コルサントでは皇帝のバカでかい像が引き倒されるんですけど、なんていうか、「皇帝って意外と俗っぽいことするんだな」とほっこりしました。

ルークはオビワンとヨーダとは面識ありますけど、ヘイデンクリステンセンのアナキンとは面識ないはずですよね?知らん幽霊がボヤ~っと見えてたら絶対怖いのにニコニコしてるルークが逆に怖い。そもそも、オビワンとヨーダは、クワイガンの冥界通信教育受けてたから幽霊になれたけど、アナキン何もしてないじゃん?無我の境地を素で使える跡部様みたいなものなのかな?さすが選ばれし者だ…。

イウォークの中で、金ピカの3POが神様扱いされてるのがめちゃくちゃ最高だし、神様への捧げものとして、丸焼きにされそうだったハンソロが最高でしたね。焼きアルフォート

エピソード6はこの曲でエンディングに入ります。

 

・Duel Of The Fates

一般のテレビ番組のBGMにもよく使われるコレ。

ちょっとした自動ドアの向こうでオビワンごっこするじゃん?しない?日本語吹き替え版のほうの「マスタァァアアアアアアア!!!!!!!!!!!」って、叫ばない?叫ばないの?偉いね。

エピソード2で、タスケンレイダーからシミ(母親)を「いざ助けん!」とする*1スピーダーでかっとばすアナキンもこの音楽背負ってましたね。確かにこの一件が無ければ、アナキンがパドメに対してあんなに執着することもなかっただろうし、アナキン自身も自分の中の残虐性に気付かなくて済んだよね。運命だなぁ…。

同じリズム・メロディが繰り返される緊張感と、重なる人間の声が、聴いている人に「なんかヤバい」感を植え付けています。

 

・Augie's Great Municipal Band

「これスターウォーズや~!!」ってなるシーン*2でかかっている曲。グンガンが演奏していることになっています。

先述のThrone roomやVictory Celebrationのシーンを彷彿とさせます。クワイガンの火葬のあと、アナキンを弟子にとったオビワン。二人ともちょっと凛々しくなっています。

アミダラ女王から光る玉を受け取ったグンガンの首長ボスナスが「PEACE!」って宣言するんだけど、視聴者みんなナタリーポートマン見てるんですよね。観てない?なんで?

エピソード1ではこの曲でエンディング入ります。

 

・Across The Stars

5秒で泣く。

アナキンとパドメがめちゃくちゃ好きなんですよ。もう、好き。まずアナキンが5個下なのが可愛い。

初対面での会話がヒドくて最高。「お姉ちゃん、天使なの?」「あなた奴隷なの?」って何?アナキンが跡部様だったら「面白い女だ」っていうイベント発生してたじゃん?しなかったけど。でも、ナタリーポートマンだもん。そりゃ「天使なの?」って思うよね。

約10年後の再会で、ドキドキソワソワしてるアナキンめっちゃ可愛いし、別に怒るでもなくむしろちょっとからかうオビワンがめっちゃよき。ジェイクロイドからヘイデンクリステンセンに役者が変わってるから、約10年経ったから、パドメからの認知が切れてたことに不満なアナキンめっちゃかわいい。「僕は忘れたことなかったのに!」って、…オタクか?

ナブーの草原で、愉快な生き物から落馬(馬?)したアナキンが、パドメに構ってもらいたくて立ち上がれないフリするじゃん?なんやかんやあって、アナキンとパドメが草原ゴロゴロするやつめちゃくちゃ憧れなんですけど、そもそもナブーに行けないので無理でした。あとわたしがナタリーポートマンじゃないのも課題。

ジオノーシスで、「今から処刑されますよ」ってタイミングでチュッチュする2人開き直りすぎて好きだし、あれ絶対オビワンから見えてたよね。アナキンがかわいい凶暴なクリーチャーを手懐けてバイクみたいに跨って、アナキンの後ろにパドメが飛び乗って、挨拶のチュッ♡をするんですよね。で、そのあと、アナキンがオビワンを助けに入って、パドメの後ろにオビワンが飛び乗るんですよ。……その流れで、なんかパドメとオビワンもチュッ♡ってしそうなんですよ。しないんですけど。でも、オタクカルチャーに理解の無い母親も、「これはチューするかと思った」って言ってたので、多分しました。(?)

機械の腕になったアナキンと、パドメが神父とR2と3POしか知らない結婚式を挙げるのがめっちゃしんどいです。だってこの裏では、クローン兵が量産・配備されていよいよクローン大戦がはじまっていくというのに…。

ムスタファでの2人の離別はつらかったですよね…。あんな結末になったけど、わたしの結婚式もこれ流してほしい…。結婚する予定1ミリもないけど…。

ナブーの豊かな自然をイメージした美しく青き死に装束のパドメの手には、寒い宇宙で独り淋しさと戦っていたアナキンが贈ったお守りが握られているのが答えだよね。うん。

エピソード2ではこの曲でエンディング入ります。

 

・Battle of Heroes

何で読んだかすっかり忘れましたが、「青と青のライトセーバーがぶつかる悪夢」みたいなことが書いてあって、めっちゃ納得しました。シスの赤いライトセーバーに対して振るわれるべき、ジェダイの青いライトセーバー同士が戦うなんて…最悪の展開じゃないですか…。

エピソード3の特典映像で、ムスタファの戦いは時間経過順には撮っていないので、ボロボロの衣装と、ピカピカの衣装をそれぞれ用意していたという話が好きです。あと、本物の火山の噴火の映像を合成したという話も好き。

オビワンが、双子を身ごもってお腹が大きくなったパドメに対して「父親はアナキンですね?」って断定してくるシーンが全然笑えないんだけど、ンッフフってなってしまいます。オビワンそういうところある。

あと、コルサントの議会で、ヨーダパルパティーン(ダースシディアス)が戦うところでも流れています。パさんが元々ナブーの議員っていう経歴がめっちゃヤバくないですか?パさんがヨーダに対して「緑の小さな友人」って呼びかけるところがめっちゃ教育番組っぽくてすごく和みます。

オビワンが「地の利を得たぞ!」って言うんですけど、英語でも「I have the high ground.」なのでまあ…ソウダネとなります。中高生時代は、文系クラスなのに学年でも最下位を争うぐらい英語が苦手で嫌いだったんですけど、「be over~.」で「~が終わる」っていうのは、「It's over Anakin.」で学びました。英語嫌いのわたしが唯一馴染める英語がスターウォーズなんですよ。英語が嫌いすぎて、英語の長文とか見てると脳が強制シャットダウンかけてぐっすり寝ます。

 

・Rey's Theme

ンモ~~~~~~~~~~~~!!!!!!レイはね~~~~~~~~~好き!!!!

レイがジャクーでどうやって暮らしてきたのかっていう「レイのサバイバル日記」という児童書があるんですけど、「レイ!!!!!!!!!!!!!幸せになってくれ!!!!!!!!!」って言いながら読むしかないんですよね。アナキン・ルークと同じ砂まみれの惑星で暮らしていたのに、なんていうか、精神が強いところが好きです。アナキンは母親と、ルークはおじ夫婦と暮らしていたし、二人ともそれなりに友人もいて、人間関係は二人の方が豊かだったはずなのに…なんでレイはあんなにしっかりしてたんだ…好きです…。レイが崩れたのも、自分の両親はジャクーに帰ってこないとカイロレンにハッキリ言われてしまったときぐらいじゃないですかね?っていうかカイロレンがグラグラすぎて、お前さん早うライトサイドに戻っておいでって言いたいですよね。ンモ~~~~~何してんのォ……。

エピソード7は、この曲みたいな全体的に漂うハリーポッター臭が「ちょっと…」と思っていたんですが、2回目観たときは「今までのスターウォーズもこんなもんやったな」と腑に落ちたし、いわゆるハマった状態になりました。

 

・March Of the Resistance

進化を続ける『STAR WARS』の世界に追いつき追い越せ、この音楽の力!

エピソード7で水しぶきを上げながら、劣勢のハンソロを助けに来るレジスタンス機の頼もしさ!!このシーンのために映画館に行ったといっても過言ではないぐらいです!嘘です過言です!

スターキラー要塞に着陸して「サムイヨ~」って訴えるチューバッカが可愛いとか、おじいちゃんに追いつけないかもって怯えてるカイロレン可愛いとか、色々あるけど、ハンソロが死んだのがキツい…。結末分かってるんだけど、「いや、今日はベンくんのご機嫌が良くて、ハンソロ死なないかもしれない!」って思いながら観てるからさ…毎回凹む。

カイロレンがハンソロに対して、「何をすればいいか分かっているが、出来ないでいる」って涙ながらに訴えるところあるじゃないですか。あれはハンソロを殺すための工作だったんですけど、あれ絶対にアナキンも同じこと思ってたよな~って考えながら観てます。そして泣く。絶対アナキンもあのマスクの下で、そうやって取り返しのつかない自分の罪に押しつぶされそうになったことあるはずですよ。

 

 

・おわりに

エピソード9が、いよいよ今年公開予定ということで、オラわくわくすっぞ!状態なんですけど、ちゃんと終わるのかなぁという不安でいっぱい…(笑)新三部作世代のわたしにとって、「終わりが見えない三部作」って初めての経験なんですよ。旧三部作も公開されてビデオも出回っていたころだし、新三部作は「アナキンがダースベイダーになる」っていうゴールが決まっていたし。

レイもカイロレンもどっちも幸せになってほしいと思っています。

とりあえず、9の前に8をちゃんと観ておかないとなぁって思いました。劇場で1回観ただけじゃ何も覚えてないや…。競馬場みたいなところのシーンはワンピースの映画のグラン・テゾーロと記憶が混ざりまくっててヤバいです。

アナキンがめっちゃ好きなので、アナキンのことを尊敬しているカイロレンくんももちろん大好きです!だからカイロレンくんには幸せになってもらいたい!でもシスだから多分死んじゃうんだろうな…つらいな…。

そんな感じで、わたしが今出せる「スターウォーズ観」を出してみました。レイ三部作の制作・公開で、書店でも関連の本を見かけるようになって、うれぴよです。イコール積ん読が増えてるんですけどね。

 

所詮ブログは自己満。お付き合いいただきありがとうございました。

それじゃ。

*1:極寒

*2:もうエピソード1が終わります