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毎日が記念日

ミュージカル『アルジャーノンに花束を』 感想

音源売って

 

修行に出した打刀(初期刀)が全然育たないので、一念発起して上田城ボス前撤退に勤しむ今日この頃。その片手間久しぶりにブログを書いています。

 

いつもお世話になっております。

表題の件、2017年3月銀河劇場ぶりに、見に行きました。

 

銀劇のときは、友人が都合が合わなくなったとのことでチケットをいただいたものですが、博品館はちゃんとお金払いました(それはそう)

ストーリーのことを真面目に考察すると、「どいつもこいつも被害者面しやがって!」「社会福祉とは?同情とは?差別とは?」となってしまうのですが、わたしはね!とにかくこの作品の曲が好きなんですよ!!

賢くなりてぇ歌、フラストレーションの曲、綴り文法読み書きを教わる歌、ウォレンの歌…。なんで音源でないんだろう…。術後のチャーリィを気遣う歌とか、ギンピィが横領する歌とか。1幕術後のちょっと賢くなったチャーリィのかっこいい(テニミュにありそうな)歌とか…。どうして忘れてしまうんだろう……。

配信もなかったし、CDや映像化も無さそうでつらたんなのですが、きっといろんな大人の権利が絡んでるんでしょうね。でも、あったら買うから…。音源。

 

あとは、IQ68時代のチャーリィの矢田さんを見るのも好きでした。銀劇で初めて見たとき、「え、マジか?」とビックリするぐらい、矢田さんのチャーリィのそれっぽさが際立ってたんですけど、博品館のチャーリィはちょっと怖かったですね。IQ68のまま、「パズルはむずかしい!!」ってキレながらバートセルドンに暴力振るいそうな雰囲気があって怖かった。博品館チャーリィはパワーがありそうで怖かったです。(物理)

それでも、作中にも出てくるけど、妹や妹の友達を本能の赴くまま、見る・触る・襲うなんてことになっても、裁判だと精神虚弱(?)とかになって無罪になるんだろうな…。

 

マウスガードも無し、密アンド密のステージ。ただ、客席は前方2列を丸ごとつぶして、ほかは格子状の配置。通路の都合で連番になるところは、ブックスタンドとビニールカバーによる即席の仕切りがありました。

わたしは、観客個人がどんな服装なのかとかメイクしてんのかとかはほとんど興味はありませんが、客席が埋まってるかどうかってすごく気にしてしまいます。まばらな客席から聞こえる拍手の音が、やっぱり記憶の中のそれよりも小さくて、それが悲しくてつらかったです。舞台の上や迎える劇場で働く人たちのほうが、それの何倍も「寂しい」と感じているのでしょうが…こればっかりはしょうがない。

そろそろ100%の客を入れるところもあるんだろうな…となっていたところで、新規陽性者500人超え。わたしは「ただの風邪」とは思えなくて、格子状の配席も当日中止もまだまだ続くんだろうな~と思いました。

アルジャーノンに花束を』はちゃんとミュージカルをしていて、作品・劇場ともにお粗末さを感じることがなく10,000円(+手数料等)でした。質に見合った適正価格ってなんなんでしょうね。客席数を減らしたり、対策のためにコストがかかったりしていて、チケット代が1.5倍~3倍に跳ね上がるのも分かるんだけど。払い戻し対応も雑になってる運営はあるし。問い合わせの電話につながらない・メールも返さない、金も返さないとかいう話も聞くし。ぼんやり演劇・舞台界隈に対する不信感がぬぐえない限り、わたしの観劇自粛は続きます。

博品館に行くときも、マスクして手洗いして、自分の健康管理(睡眠・栄養)も気を付けたつもりだったけど、怖かったので2週間は黙ってるつもりでした。ぼけっとしてたら3週間たっちゃいました(笑)

 

博品館に2回行った後、わたしは舞台の観方を完全に忘れてたなぁと、銀劇チケをお譲りいただいた友人のツイートとか見ながら思いました。舞台での好きなシーンや、セリフのピックアップの仕方をすっかり忘れてましたな。いろんな視点や意見があるものでしょうが、わたしの中で「舞台を見る・芝居を楽しむとはそういうこと」という作法というかルールがあったはずなのに……。こんなことも忘れてしまったので、ウォレンに行くしかないですね。

もう忘れちゃったけど、きっと楽しかったんだろうなぁ。

 

ついしん、どーかついでがあったら、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』の音源を売ってください