映画『CATS』感想 ~評論家なんかクソ喰らえ~
映画『CATS』吹替。先に公開されていた英語圏での評判もつまみ食い程度には観ていましたが、正直100点満点中、5億点じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前半では「なぜ満点を超えたのか」というダンブルドア先生によるお話、後半は「なぜ5000兆点は取れなかったのか」というスネイプ先生によるお話。わずかなディスも嫌な方は前半だけでも読んでいただけると嬉しいです。ちなみにネタバレ祭。歌詞はほとんど今までの日本語版CDのやつなので、吹替とは全然違います。ごめん。眠いので全編で映画を褒めてます。
前半(褒めちぎるターン!ドロー!)
・オーバーチュア
モリアーティのネオンがマキャビティのネオンになる瞬間「あ、これはオモロイ!グリフィンドールに100点!」とダンブルドアが勝利のポーズ。マキャビティって、そもそも「マキャベリ」と「モリアーティ」から来てるんだよね?何を隠そう、昨年の月9『シャーロック』の熱心な視聴者だったので、モリアーティがネオンで出てきただけで加算対象でした!
(…あんな雑に投げられたらふつうの猫ちゃんは死ぬんじゃないかな)
ビクトリア入りの袋の周りを猫たちがぐるぐる回ってて、「あ、回転席や!」となる。回転席、1回で良いから観てみたいにゃ~ん。
・ジェリクルソング
音が~!
鼓膜にこびりついたあの音が鳴るんですよ!もう、興奮しかない。そうそう、尻尾が舞台とは違ってCGによって縦横無尽に動くのがすごかった。ビクトリアと同じように、状況が飲み込めなくて、「え?何々?」となっているところに「生」を爆発させたジェリクルソングでガツンと殴ってくるようなこの感じ!最高だ!
日本語訳の関係で半分に減らされた猫の種類が、頑張って元の数に戻されていたね。
・猫の名
猫には3つの名前がある…。
ということよりも、猫が何考えてるのか分からないときは、「唯一の名」を思い出しているとき。というところで、バレエのしなやかな動きが入るんですけど、いかんせんわたしにバレエの教養が無いのでどの動きが何なのか全く分からないんですよ。でも、実際の猫も人間から見ると「何やってんの?」と分からないしなやかな動きをすることがあるので、「バレエってこういうことを表現したくて取り入れてるんだなぁ」と勝手に納得しました。
・ジェニエニドッツ
この映画の最も狂気が強い演出を、このド頭に持って来る制作の人さぁ、もしかさなくても3徹後のノリで作ったでしょ!?wwwいきなり網目が雑なフルイで映画の観客を突き放しにかかるえげつなさやばすぎる。そういう謎の自信に満ち溢れた変態、大好き。
「この作品を映画にしよう!」って思って行動するぐらいキャッツを好きな人が気付かないわけじゃないじゃん。このナンバーがジェリクルキャッツ紹介のトップバッターって。
・ラムタムタガー
泣いた。タガーちゃんが可愛すぎて泣いた。
舞台のタガーさんは、ハンサムでちょい悪なお兄さんというイメージだったけど、日本語吹替のタガーちゃんはマジでタガーちゃんだった。実質鬼邪高。
♩わがままものだ~よ♩の音程ってあんなんだっけ?
タガーちゃんカワヨ~って泣いてたら、ジェニエニドッツが「あいつ去勢してんの?声高くね?」って言っててめっちゃワロタ。天使の歌声。あれは変声期迎えたら脱退するウィーン少年合唱団のタガーちゃんでした。かわいい。
・グリザベラ
多分、舞台のほうがもっと露骨な嫌がらせを受けていた気がすr…泣いてる!?グリザベラ、泣いてる…。
…いや、そうそうそう。舞台とかCDのときって、「絶対、タガーさんはグリザベラ(娼婦)のお客さんだったでしょ!?」って思ったんだけど、映画のタガーちゃんはそういうことは出来ないですねかわいい!
「良いお兄さん」感のあるマンカストラップもグリザベラに敵意むき出しでちょっぴり心が傷つくのは舞台も映画も一緒でした。
・バストファージョーンズさん
可愛い…。
なんであんなに肥えてるのか、舞台じゃ分かんなかったけど、良いレストランの残飯モリモリ食ってたからなんですね。そりゃ太る。
天上に行きたい理由が「痩せた姿になって、もう1回太りたいから」ってめちゃくちゃ可愛すぎるし、「今の自分の人生が大好きなんだなぁ」と思うなどした。「もう1回この人生を送りたい」って、わたしの中では最高に満たされた者の考えの一つだと思ってて、すごく良いなと思った。
・マキャビティ
バストファージョーンズさんナンバーのときに、しれっとジェニエニドッツを消すんだけど、マジでびっくりした。「え!?!?!??!?!映画のキャッツはそういう死ぬ系!?!?バトル展開有りか!?」ってびっくりした。し、死人が出ないハッピーチョッピーお花畑!!みたいな作品が好きな立場としては半分ぐらい心が折れてました。
「バストファージョーンズさーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」ってなったし、マジのガチで凹んでた。客席で。
結局、自分が天上に行ける猫に選ばれたいからライバルを消す(物理)ってだけで、命までは奪ってなかったんだけど、心臓に悪い…。
可愛い!可愛いしか言えてないけど、猫は可愛いので!!可愛い!!
『スカイウォーカーの夜明け』マラソンしてた時に、予告のキャッツで号泣してたんだけど、その泣いたシーンがここのベッドルームで暴れるシーンでウケてしまった。
料理長が肉足りねぇ…って家族に謝んなきゃいけないね~♩ってところのビクトリアがめちゃくちゃ可愛くて、「もう…きみたち…お腹いっぱいチャオちゅ~る食べな?」って思ってニコニコしてしまった。
終盤、ベッドルームの寝具を破壊して羽毛にまみれるマンゴジェリーとランペルティーザとビクトリアなんだけど、マジで猫ってそういうところある。壁とかソファとかズタボロにされるんだけど、「猫飼ってんな~!」という自意識が芽生えるだけで、なんかもうほんと…猫の全てを許された存在感がなんていうか…良いよね。
このあとのピンチって、舞台だとマキャが襲ってくるんだっけ?なんかみんな戦ってたよね??覚えてないけど。映画のピンチは、動けなくなっちゃったビクトリアに犬がくるかも!!みたいなやつでした。そのピンチを助けたのはミストフェリーズ。「え?これはミストフェリーズとビクトリアが、グロールタイガー様とグリドルボーンみたいな関係になるやつ!?ベンとレイみたいにチューする!?うそ!?」ってびっくりしちゃったな。
・オールドデュトロノミー
♩彼こそがオールドデュトロノミー♩…って、ババアじゃん!!
映画の歌を聞いてて、やっと彼彼女がどこでどんな生活をしてたのか把握しました。教会にいる猫ちゃんだったんですね。
・ジェリクル舞踏会
ジェリクルキャッツの規定をめっちゃ並べる歌。意味不明すぎて好き。サイズ感の規定があるところが好き。
・メモリー
突然のひまわり。
「うわ、メモリーや」となったが、わたしは二幕の♩Touch me. It's so easy to leave me.♩でメモリーの全てを判断している(?)ので、一幕のメモリーの感想は保留。
・ビューティフルゴースト
映画『CATS』の存在意義!レゾンデートル!愛してるぞー!!
今まで、なんとなく心にひっかかってて。なんでミュージカル『CATS』の代表曲がジェリクルソングではなく、メモリーだったのか。なんで、グリザベラは♩グラマーキャット♩の自己紹介曲を持っているのに、メモリーまで授けられたのか。メモリーって、音も歌詞も世界随一の美しさを誇るけど、なんかキャッツの世界観にもグリザベラのキャラクター観にも合ってなくない?って思ってて。
このビューティフルゴーストは、「メモリーを補強し、CATSとグリザベラを完成させるため」の一曲で、わたしから言わせてもらえば発明。天啓。福音。
もし、仮に、巷に流行している映画『CATS』への酷評の全てが正しいとして、映画『CATS』の名誉が穢されようとも、「ビューティフルゴーストをこの世に存在させた」という映画『CATS』が果たしたキャッツ世界への貢献を否定することは出来ない。
・ガス
ジェリクルボウルのシーンから、明らかにガスとスキンブルシャンクスが追加されてて笑うんだけど、……あれ?もしかしてガスとスキンブルシャンクスって、一緒に住んでる……?
全部ガス自身が歌いきるのですが、ちょっと待って…?オールドデュトロノミー、ガスのファンだった????……え????デュト様……俳優オタク……?となり、脳内が0.2秒ぐらいフリーズしました。
・スキンブルシャンクス
♩スキ~~ンブルシャ~~ンクス!ザ キャット オブ ザ レイルウェイ トレイン~!!♩
推し猫です。(見りゃ分かる)(すごいアピール)
前情報で、「スキンブルはタップダンスをします!」ということを聞いていたので、「え?スキンブルがタップダンス?なぜ?どうして?」と疑問がいっぱいでしたが、タップと列車のガタンゴトンをリンクさせてるんだ、と気付いて泣いた。劇場の木の板を叩き始めたところで気付いて、ロンドンの駅に続くレールの上に場面が移ったときに本当に彼が鉄道猫になれていて嬉しくて泣いた。
スキンブルシャンクスと蒸気機関車が一緒に映る場面がめっちゃくちゃ大好きだったし、実際の客車内にスキンブルたちがいるところは可愛すぎて泣いた。スキンブル~~~!!かわい~~~!!かわいい!!
スキンブルシャンクスだけあと100回くらい観たい。
・マキャビティ
わたしがスキンブルシャンクスを好きな理由の一つが、せっかくの大活躍を、マキャビティ→ミスターミストフェリーズのインパクトと人気に持っていかれる切ない感じがするところです。
だが、スキンブルがグリザベラより先に天上に行った感じがするけどアレは大丈夫なのだろうか?
デュト様が「わたしはアンタには屈しない卍」ってしてるのがすごいよかった。ガスのオタクだった説がわたしの中で浮上したデュト様への株も浮上。
・ミストフェリーズ
舞台と映画の印象が違うキャラクターといえば、先のタガーちゃん以上にミストフェリーズが挙げられます。
めちゃくちゃ活躍するやん……。(悔し泣き)(その出番、スキンブルに分けてもらえないだろうか)なんていうか、もうほんとに…ミストフェリーズの活躍っぷりが羨ましすぎて…。
タガーは舞台のほうがわたし好みだけど、ミストフェリーズは映画の完璧じゃなくて、むしろ自信が無くて、臆病で、でも、誰かのために頑張る、誰かが応援してくれるから頑張る姿がめちゃくちゃ好き。活躍が羨ましすぎるぐらい。
一世一代の手品が成功したあとで、テンション上がりすぎて嬉ションならぬ、嬉トランプするのが微笑ましすぎて泣いた。(微笑め)
・グロールタイガー
…グロールタイガーを突き落とすのがガスっていうだけで、もうエモ&エモで5年ぐらい引きずりそう。
舞台版の話をします。年老いた芝居猫であるガス(役者)の代表作がグロールタイガー(役名)でした。松平健さんの徳川吉宗とか、武田鉄矢さんの金八先生とか。劇中の歌詞を拝借すると、ガスのグロールタイガーは「歴史に残る名演技」「喝采浴びた当たり役」「みんなが見たがる大芝居 血が凍るようなトラ男」。年老いたガスにも、みんなはかつてのグロールタイガーを求めている。それでもガスは、「やろうかグロールタイガー。お望みならば。見せようか」とグロールタイガーを演じてくれます。
映画は、ガスとグロールタイガーはそれぞれ別の猫として登場します。色んなことを考えて、グロールタイガーにトドメをさすのがガスってヤバくないですか!?ガスが、グロールタイガーと決別できたんだ~という新たなる感動であと42年ぐらいはアキアキフェスティバルします。
・メモリー
はい、神映画です。
もう、分かるじゃん?グリザベラのメモリーを聞いて、涙を流すマンカストラップがいる時点でこの戦の勝敗は見えてるんだよ。わたしの勝ちだと。
・天上の旅
そ、そのルートだと、スキンブルと一緒じゃないか!?と一抹の不安を拭い去ってくれたまさかの気球。ロンドンは佐賀だった。
グリザベラの気球にしがみつくマキャビティ可愛すぎてかわい~~!!ってなったんですけど、猫ってみ~んなかわいい!!猫DD!!(?)
・猫のごあいさつ
♩忘れてはいけない 猫は犬にあらず♩という謎歌詞が健在でニッコリご満悦。
約2時間、猫の生き様を見てきて、わたしたち観客は気付くのです。♩とても似ている、人間と♩
ここで、数年前に死んでペットロスが未だに癒えない猫のことを思い出して涙腺崩壊。子猫のときから16年飼ってた雑種のメス猫。彼女もきっと、あの町のどこかでジェリクルキャッツとして、デュト様たちに「わたしはこういう生き様でした!」って胸を張っているでしょう。
・その他まとめ
15年前。わたしが初めてキャッツを見た。それからCDを繰り返し聞くようになり、四季の日本語詞は全部頭に入っていた。だから、吹替で観たら逆に何を言ってるのか分からなかったので、次は字幕で観たい。
15年前のワクワクに、またこういう形で出会えるなんて思ってもみなかったからとても嬉しかった。
ジェリクルボウルの会場名が「エジプシャン(だよね?)」ってなってたので、露骨に再生思想で来たな~と感心した。天上にのぼる、の意味がとても分かりやすくなっていて良かった。
そりゃもう、手放しで「良い作品だ!!」とは言えない箇所はあったものの、自称映画評論家の的外れなご高説も、自称映画評論家のご意見に自我を支配されている信者たちも正直クソ喰らえだ。
何に腹が立っているかというと、鑑賞マナーの悪いやつが全部オッサンだったこと。休日の吹替、小さいお子さんもいた。座席クッションを借りるような小さな子。あるいは、中学高校生くらいのカップルや友達連れもいた。本編始まる前までず~っと若い子の話し声が聞こえてて不安だったけど、彼らは本編が始まると静かに観ていた。上演中、遅れて入ってきて、席を右往左往して、ケータイの明かりで列を探し、わざわざ真ん中の席に座り、わざわざ真ん中の席から途中退出するようなオッサン。シャカシャカ鳴る素材の上着を何度も着脱するオッサン。一人や二人じゃなかった。マナー悪いなって思った奴全員オッサン。字幕もあるのに。わたしは割引使って観たけど、他の人は多分1900円払ってる。小さい子の貴重な映画体験になっていたはず。それなのに。
自称映画評論家のご意見に自我を支配された冷やかしのオッサンどもに、わたしはめちゃくちゃ怒っている。評論家という生き物と、それらの金魚のフンはマジでクソでも喰らっとけ。
にゃ~ん
多分、実話。(SWⅨ スカイウォーカーの夜明け 感想)
HiGH & LOW THE WORST は健康に良い
です!!!!
「HiGH & LOW」について、断片的な知識はミジンコぐらいにはもっていました。ザワについての知識は「きゅうり」と「スノコ」と「小田島という人がヤバい」と「村山さんのオタクがめっちゃ病んでいる」というものしかありませんでした。
思い出している順番に脈絡なく書きなぐっていきます。
ネタバレしかない…というか、見たもの聞いたものをメモとして書いています。
- ・見るからに不良
- ・河原でニラみあう不良
- ・WELLCOME TO HELL
- ・鬼邪高校
- ・村山さんのバイト先
- ・ヤバそうなパート
- ・鳳仙高校
- ・寺
- ・焼肉
- ・罠!
- ・喧嘩のインターハイ
- ・牙斗螺ってなぁに?
- ・佐藤大樹
- ・希望が丘団地の決戦
- ・エンディング
- ・まとめ
・見るからに不良
……が、ぞろぞろ電車から降りてくるのでちょっとかわいかったです。全員ハゲだし、なぜか空座高校*1の制服着てるし…。駅名が鬼邪大寺駅なので、「これが噂の鬼邪高校の通学風景…?」とワクワクしました。
駅から降りて、アンダーパス的なところをみんなでぞろぞろ歩いている壁が、ペインティングされていましたが、人間の膝下の高さあたりで落書きが綺麗にされていなかったのが違和感でした。っていうか、アレもたしか不良界隈のマウントの一つで、ペインティングうめー奴もヒエラルキーの上に行けるんじゃなかったでしたっけ?で、その足元も、「とりあえず汚れてるっぽくしとくか!」みたいな紙ごみのバラ撒き方だったので、「これは虚無映画なのでは…」と一瞬心配しました。
・河原でニラみあう不良
……が、なんか喋ってるけど、誰が誰さんなのか全然分かんなかったから覚えてません。でもなんか、それぞれのチームの威信をかけた団体戦なんだなぁと思って胸が熱くなりました。サブリーダー的なところに眼鏡のピアスの人がいましたけど、こういう腕っぷしのバトルでピアスは危険です。わたしの母がジャッキーチェンが好きなのですが、彼の出演映画の一つに『Who am I ?』というものがあります。ケインコスギの同僚のジャッキーチェンが記憶喪失になるのですが、終盤、記憶を取り戻したジャッキーチェンが対戦した敵幹部にピアスの人がいました。そのピアスの敵は、ジャッキーチェンにピアスを掴まれて(経緯は省略しますが)耳たぶが千切れます。だからピアスは危険なんです!!
・WELLCOME TO HELL
いや~…この門、アウシュビッツですよね…。建物は端島かな…。荒れ果てた団地から、団地の子供たちが良く利用してたっぽい駄菓子屋(商店)に行く、小綺麗な男子高生。コイツは絶対に鬼邪高校関係ない人。小綺麗な女子高生と、誰かのお葬式に行って、よく世話になったであろうフレンズのみんなたちが来てないねぇって話をしていました。…わかるぞ、この子たちは卍ダチ卍で、主人公もこの中にいて、ラスボス的なキャラもこの駄菓子屋チームにいるんだろ!鬼邪高校関係なさそうだけど!
…と、展開を予想していたら、自転車に乗った太陽系不良と、それを追いかけるザコっぽい不良。…の、知り合いっぽかった小綺麗な高校生たち。…別カットで、道に迷ったっぽい喪服のヤンキー…と、すれ違う太陽系不良とザコ。
ザコをやっつけるときの、喪服ブラザーズが、ちゃんと(?)チャリンコ2台から仕留めていたので興奮しました。「戦い方を心得ているな!」って。で、やっぱりめっちゃ強くて。っていうかBGMで「Yeah~♪Yeah~♪」とか聞こえるのが愉快すぎます。全然イエーイな場面じゃないですよ。暴力事件ですよこれは。太陽系不良くんがドリフトで喪服ブラザーズの間に登場するシーンがかっこよすぎたのですが、これ多分10回ぐらいNG出してますよね。エンディングでNG集出して欲しいです。*2
太陽系不良が今回の主人公で、フジオくん。…で、現在行方不明のアラタくんを加えた6人が、75歳で死んでしまったおばあちゃんから死の秘宝的なものを授かっていました。南総里見八犬伝?*3
ここで、曲がったきゅうりを喪服ブラザーズの片方が二本持ってたんですけど、それでもカゴにもう一本残っていたのがアチィですね。アラタくんの分でしょうか。そして、食べかけのきゅうりをおしぼりの場所に置いてる子いましたよね?面白すぎて笑いました。小綺麗な女子高生はマドカさんというそうです。
・鬼邪高校
「5留で一流」「全日より定時のがヤンキー」でお馴染みの鬼邪高校!
どうも、全日のカワイコちゃんたちを無益な争いに巻き込みたくない村山さん(定時)と、村山さんに守られてる感が気に食わなさそうな眼鏡の轟さんが体育館でタイマン。轟さんが眼鏡を外した瞬間に確信しました。最近、わたしのTLを騒がせている「眼鏡キャラの本気は眼鏡をかける時なのか」「外した場合、そいつは老眼」などの論争の火種、絶対に轟さんでしょ。
それにしても、定時のチームカラーが青なのが、非常にわたしとしてはヴォエェエ…となりました。そう、わたしは『錆色のアーマ』鶴首の気が狂ったオタクなので。
そんな鬼邪高校のテッペンを獲りたいフジオくんと、わたしが最近覚えたTHE RAMPAGE*4のボーカル吉野北人くんと、情報通っぽいジャムくん。吉野くんは全日の中でもそこそこ名の通ったヤンキーだったようですが、チームの頭をフジオくんに譲りました。これはジャンプ漫画だと第2話の展開ですね。で、フジオくんのことを「チビ」って言うと終わっちゃうらしいんですが、それどこのエドワードエルリック?
鬼邪高校の屋上(意外と綺麗)で、鬼邪高校の状況をジャムくんが説明してくれます。要するに、「村山さんという強い力で束ねられていた鬼邪高校が、定時と全日を分断したことで、全日の秩序が崩壊し、全日実力No.1の轟さんには人望が無いため全日は混沌を極めている」ということらしいです。
全日のテッペン争いをしているのが、人望は無いけど実力のある轟さんと、吉野くん→フジオくんのグループ、1・2年の若いチームのチュンチュン、佐藤流司さんのいるオオサカディビジョンでは負け無しのやすしきよしの4チームらしいです。フジオくんのことを「チビ」と言った人たちは、やすしきよしのチームだったようで、やすきよコンビが屋上に乗り込んできます。そこに乱入する轟さんの親友の2人。轟さんが実力No.1なのを理解したフジオくんが「ドロッキーが元気になったら全日のテッペン決めよ!」と言います。トロツキーか?
フジオくんが愉快な仲間たちを引き連れて、廊下を歩いているんですけど、これどう見ても『白い巨塔』財前教授の回診。そんなちょっとヤンチャな財前教授が、階段を降りてくる眼帯轟さんとかちあいます。普通にお喋りしてるのに、いきなり蹴りを入れる轟さんウケるんですけど、ちょっと待ってください…!
轟さん、靴下が白いです!!これはね、白い靴下萌えってやつですよ。
鬼邪高校はとんでもない高校で、1人用個室トイレを3人で使用しているのです!!もちろん、穏やかな理由ではなく、赤い薬物の売買をしていました。
その現場を抑えたフジオくんが、屋上で吉野くんやジャムくんに報告。それを読書中の誰かに聞かれてしまいました。
村山さんは定時の人たちに、赤い薬物の調査をさせていたようですが、その調査報告の途中で、「バイトをクビになった!!」と悲しみます。村山さんの親友が、コネでバイト先を繋いでくれるそうですが、いや、薬物ってやばいでしょ!!
体育館に全日のみんなたちを集めて、「鬼邪高校は薬物絶対ダメだよ。バイヤーはぶっ殺すよ」と村山さんが校長先生の立ち位置で言います。鬼邪高校じゃなくても薬物はダメだよ。全日のヤンキーが「村山ァ!」と呼ぶのですが、村山さんは「俺のほうが年上だから『さん』な」と注意します。
孫悟空的太陽系不良フジオくんが、「村っち!俺と戦え!」と言います。チュンチュンがフジオくんの後輩だったので、チュンチュンがフジオくんの下に付くことになりました。
鳳仙が殺し屋集団で、四天王の一人が小田島さんで、更にその上がいるらしいことをフジオと観客に説明が入ります。このときの鳳仙のイメージ映像の左側でイナバ物置してるのが面白すぎました。…待って、殺しの学校ってなに!?『NARUTO』の水の国・霧の里の忍者試験か?
村山さんが去り際に、白い靴下の轟さんに「お前人望なさすぎだよ」って言うところがシンプルに残酷で好きです。
・村山さんのバイト先
親方に名前を間違えられる村山さん。年下の先輩に敬語を強いられる村山さん。作業服やらなんやらの場所に案内してもらう途中で、先輩たちと村山さんが薬物売買の現場にでくわします。
親方に名前を間違えられる村山さんでしたが、仕事への姿勢が認められて(?)、ちゃんと「村山」って呼んでもらえるところはちょっと泣きました。
ところで、村山さんのバ先の先輩が、喪服ブラザーズだったことは、ポルコさん登場のタイミングで気付きました。人の顔をすぐ忘れる芸人なので。ゲヘヘヘ。
・ヤバそうなパート
乳繰り合ってる男女をガンスルーして、何かのアジトに乗り込むヤンキー。…おい、このアジトの大人たち、普通に刃物持ってるし、ビン投げてくるし、ただの不良グループじゃないぞ。でも、この乗り込んでるヤンキーもめっちゃ強い。
このヤンキーくんの目的は、アジトに捕らわれた妹の救出でした。
妹ちゃんが、マドカさんと同じ高校の、同じ部活でした。妹ちゃんが、受刑者みたいな男からつけられているので、マドカさんが受刑者に「おいストーカー!」と呼びかけます。さすが絶望団地育ちの女は格が違いますね。
実は、この受刑者ストーカーは、鳳仙の強い人で、妹ちゃんのボディーガードを本人にナイショでやっていました。マドカさんとストーカーの目が、妹ちゃんから離れてしまったので、ヤバいアジトに妹ちゃんと幽閉していた悪そうな人たちが妹ちゃんを襲います。この時は難を逃れたのですが、ヤバいアジトの人たちは激おこぷんぷん丸です。
・鳳仙高校
棚に乗っているタイマーとトロフィーを見て、「あぁ、これ柔道場だ」と思いました。直観というやつです。そして、ヒキの映像で、ガッツリ畳が映ったので「本当に柔道場かよ!」と思わずニッコリしていまいました。
柔道場に集まるのは、四天王の小沢仁志さんと、さらにその上の志尊淳くん!…と、思いきや、沢村さんは別件の用事で柔道場にはいませんでした。
志尊くんから指示されて、赤い薬物について鯖缶くんが調べていました。どうやら、鳳仙にも蔓延しているようです。また、鯖缶くんが別のゴタゴタの報告をすると、そのケリをつけるために志尊くんが一人で動き出します。
・寺
ゴタゴタのケリをつけ終わった(?)志尊くんが、階段から落ちそうなおばあちゃんに気付きます。が、救うには距離があり過ぎて……そのおばあちゃんを救ったのが、なんとフジオくんでした。アチィ!!
フジオくんにジュースを奢ってあげる志尊くん!フジオくんは、志尊くんにサッチーとあだ名をつけます。お互いの身分を知らないまま、だけど同類であることはなんとなく察している状況…!『機動戦士ガンダム』で、アムロくんがキャスバル兄さんの自動車を助けるシーンがめっちゃ好きなんですけど、それと同じような昂りを覚えました!これはアチィやつ!!
・焼肉
親方に名前認知を貰った村山さんが焼肉を食べて、誰かに電話してました。誰?
・罠!
鬼邪高校の佐藤流司さんが、空座高校の制服の連中に襲われます。
鳳仙高校のストーカーこと沢村さんが、鬼邪高校を名乗る連中から半殺しにされます。
二次元の推しが退場しがち芸人なので、「推し→退場」の図式はもはや遺伝子に組み込まれています。さらに、「退場→推し」の図式も、パブロフの犬のごとく脳に刻み込まれているため、あのまま沢村さんがICUではなく斎場に行っていたら、わたしの推しは間違いなく沢村さんになっていました。それにしても、あのICUめちゃくちゃボロボロすぎてウケました。血まみれの学ランを持つサッチー、マジでつらい。
鬼邪高校の屋上で、ヤスシの弔い合戦決起集会的なものが行われていました。拍車をかけるように、鳳仙高校の名前で「商売の邪魔するな」という果たし状が送られてきたため、冒頭のシーンの喧嘩のインターハイの開催が(おそらく多摩川で)決定しました。
一方、鳳仙高校のみんなたちが入院している病院でも、沢村さんを8割殺しにした“鬼邪高校”へのカチコミ決起集会が行われていました。病院ではお静かに。みんな大好き小田島さんが、「定時の連中はヤ●ザ予備軍」と言っていました。まあ、君たちはすでに受刑者みたいな見た目してるけど。相手がなんだろうと、仲間を傷つける奴は許さねぇ麦わら海賊団精神で、多摩川へ乗り込むことを決めました。
…っていうか果たし状の字が綺麗すぎて!?
・喧嘩のインターハイ
村山さんとのタイマンで怪我をしていたまぶたの傷も癒え、眼帯が取れた轟さんの夜道を襲うフジオくん。フジオくんは、空き缶に石ころを投げますが一向に当たりません。轟さんは、「お前がどんな奴らと喧嘩してきたのかは知らないが、鳳仙はその中でも最強だ。足を引っ張るなよ」と、多摩川の戦いへのよろこんでご出席させていただきますを決めるのでした。フジオくんが全然当てられなかった空き缶に、一発で石ころを命中させる轟さんは、やっぱりこの日も白い靴下を履いていたのでした。
Suicaにしっかりチャージをして、スムーズに駅タッチをキメた鳳仙高校のみなさんが、鬼邪大寺駅に降り立ちます。電車を降りるだけでこんなに画になる遠足ってあるか?
地の利を生かせよ!!…と、わたしの心の中のオビ=ワン・ケノービがブチギレていたのですが、ホームゲームのはずの鬼邪高校が不利に追い込まれます。なぜかというと、対する鳳仙高校は一枚岩となり、連係プレー(?)が巧みで、そもそもの基礎体力にもだいぶ差があったようです。っていうか体格が…。ヤスシくんの傷口狙うのはマジでクソすぎて全員金的決定です。
そんな中でも、轟さんVS小田島はアチィでしたね。これは轟さん優位に進んでいたのではないでしょうか。1億2000万の小田島ファンのみなさんごめんなさい。
泥沼化する喧嘩のインターハイでしたが、一台のトラックの乱入により、中断します。そう、村山さん率いる鬼邪高校定時制のみなさんです。拡声器から、「それぞれの学校にお薬売ったのは、牙斗螺っていう人たちだよ。この喧嘩、意味無いよ」と言われます。さらに、遅刻してきた鯖缶くんが、「目を覚ました沢村さんが『鬼邪高校のせいじゃないよ』って言いましたよ!」ってサッチーに報告します。それを聞いたサッチーが、鳳仙の人たちと一緒に帰っていきました。めでたしめでたし。
・牙斗螺ってなぁに?
牙斗螺ってなんだYO!
トップは悪い2人兄弟で、そのお兄ちゃんのほうは村山さんからボコボコにされたそうです。暴走車に乗って、チェーンを巻き付けたバットで敵を殴るまさに殺人モンスター。
この人たちが赤い薬物を製造・売りつけていました。その巣窟となっていたのが、フジオくんやマドカさんやアラタくんたちの希望が丘団地でした。
・佐藤大樹
とにかく、この映画はみんなよく着替えるんですよ!「髪色派手なやつ」って覚えても、髪色派手なやつがいっぱいいるんですよ!何が言いたいか分かりますよね!?
誰が誰だかぶっちゃけ全然分からなくて、95割諦めていたところに、見覚えのある顔が映りました。
「これはもしかして、佐藤大樹くんなのでは…?」と半信半疑だったのですが、声を聞いて確信しました。
この人、佐藤大樹くんだ!!!!!!!と。そう、何を隠そう、わたしは『錆色のアーマ』の狂ったオタクなので、佐藤大樹くんだけは親の顔より見たLDHだったのです!
佐藤大樹くんが、パフェの苺と、赤い薬物の情報を2人組に提供してました。敢闘賞。でも薬物製造はダメだよ。
・希望が丘団地の決戦
小綺麗な男子高生から、アラタくんの死の秘宝を受け取るフジオくん。最終決戦に乗り込むとあって、オーラがやばいです。その道中、フジオくんと共に牙斗螺にスジを通したい鬼邪高校全日の愉快な仲間たちが待ち構えていました。アチィ。
轟さんが「もう頼ってはくれないのか」的なことを言ってて泣いた。「一度デュエルすればもう、他人じゃねえぇ。仲間だ。そんなこと、お前だって感じてただろ」って、九十九遊馬くんも言ってた。全日の愉快な仲間たちは、拳を通して卍仲間卍になったんだ!さながら桃太郎である。
希望が丘団地の絶望の門の前に到着した鬼邪全日御一行。そこへ、またしてもムダ金遣ってのこのこやってきた*5鳳仙の皆さま。
フジオくんとサッチーの熱いエール交換*6のあと、仲間に門を開けさせて、フェンスを蹴り倒して乗り込む喧嘩強豪校。アチィ~!
待ち構える牙斗螺のみなさんはいい歳・いい体格+赤いお薬がキマっちゃってる大人だし、バールのようなものをもりもり装備したヤバいやつらっす!しかも、投石兵を装備してるっす!こちらは銃兵と弓兵で…というわけにもいかないので、盾兵で応戦するっす!といっても、盾がないので、脚立とスノコで代用するっす!
TLのキーワード、スノコの元ネタが分かって感動しました。
アラタくんは、団地の最深部にいます。*7つまり、アラタくんを救出するためには、フジオくんは団地の内部に侵入しなくてはなりません。フジオくんを団地の中へ送り込むために、鬼邪高校と鳳仙高校の愉快な仲間たちが、人間のハシゴとなってフジオくんを団地の中へシューーーーー!!超エキサイティン!!一番好きなシーンです!!なんやこれ!!激アチィすぎるやろ!!フォースに目覚めたルーク・スカイウォーカーがデス・スター破壊するところぐらい脳汁ドバドバでるたまらん連携プレーで、泣きました!!
団地の建物の廊下は狭いので、多勢に無勢と言っても、バルチック艦隊よろしくフジオくんの不利になることはなかったようです。フジオくんに続いた沢村さんは、妹ちゃんの裏ビデオを所持している片方の眉毛が無い南さんを捜索していました。無事に南さんに出会えた沢村さんは南さんをボコります。
さて。
自分のアジトが攻められたとき、そのアジトの所有者であるボスキャラはどうするかというと、最深部に立てこもるか、いち早く逃げ出して反撃の好機を待つかのどちらかです。牙斗螺の幹部は後者でした。団地の外側でわちゃわちゃしている鬼邪・鳳仙連合軍VS牙斗螺の戦局をひっくり返すべく(?)暴走車+チェーンバットでの殺戮を開始します。目には目を。歯には歯を。そして、車には車を。ということで、再び登場、鬼邪高校定時をドナドナする青いトラック!トラックから華麗に飛び降りる村山さんをおじいちゃん扱いする定時の人たち、多分良い人。牙斗螺の幹部連中をボッコボコにしていく鬼邪高校定時のヤ●ザ予備軍の皆さま。超強い。
村山さんの「鬼邪高の祭は村山通せや」は進研ゼミでした!これ、聞いたことある!元ネタは「ダルマ通せや」っていうやつですよね。(あやふや)(ボンネット)
団地の最深部では、お金を鞄の中に詰め込むアラタくんがいました。そのアラタくんと拳で語り合うことで、フジオくんは和解できたっぽいです。
外の争いも、血気盛んな若者たちがどうにかこうにか頑張って、なんか鬼邪・鳳仙連合軍が勝ったっぽいです。
そもそもアラタくんが薬物売買に手を染めたのは、お母さんの治療費を稼ぐためでした。だから、牙斗螺を潰しても、アラタくんのお金の問題は解決しません。アラタくん以外の、死の秘宝を持つ5人がカンパをするシーンはアチィです。アラタくんは、きっと20年30年かかっても、この300万円を返すよ。
・エンディング
アラタくんをお持ち帰りするフジオくんたちのシーンあたりでしんみりした曲が流れるのですが、これはもうわたしのトラウマですね。そう、実はわたしは『錆色のアーマ』の気が触れたオタクなので、『繋ぐ』のエンディング曲のしんみり具合とシンクロしており、涙腺が今年の6月の記憶に基づいて爆発しました。
「泣きながら生まれてきたのにいつしか涙は邪魔だと」みたいな歌詞が聞こえてきて、エモすぎて泣きました。
寺で、フジオくんとサッチーが再戦して、結果サッチーが勝ちました。フジオくんにトドメのデコピンを刺そうとしつつ、その手でフジオくんを起こす轟さん良い人だなぁと思いました(作文)
勝ったとはいえ、ボロボロのサッチーに致命傷を負わせたのは沢村さんでした。なんと妹ちゃんと懇ろになっていたのです!!ギャー!!そりゃ白目むくわ。これはサッチーのパンチ100発耐える刑確定ですわ。
あと、あれは卒業じゃないので!!自主退学です!!村山さんのオタクが「村山さんが卒業した…」と言っていましたが、卒業じゃないので!!現実を!!見てください!!
村山さんが「起立!」って号令かけて、親友の長身のほうが「もう立ってる」って呟くのがベリソーキュートでした。きみたちこれからどうすんの。
・まとめ
何もまとまっている気がしないのですが。この映画を見た帰りに寄ったイトーヨーカドーでまっすぐなきゅうりが売られていたので心臓がギュッとなりました。
所詮わたしも、なんてことないただのメスなので、強いオスは大好きです。あと靴下は白いほうがいいですね、えぇ。
どんなにイキり散らかしてても、高校生なので、「元気な若者はカワイイな~」と癒されていました。
普通に元気が出るし、「よ~し、今日も元気に曲がったきゅうりガンバルゾ~!」と明日の活力が湧いてくるので、最近心の疲れを感じている方にお勧めです。観るユンケルです。わたしがイチローだったら毎朝観ます。(?)
前知識がな~んにもなくて、ムビチケをいただいたので見に行くか~ぐらいの軽い気持ちだったのですが、めっちゃ面白くて。自費でもう1回観に行こうと思いました。
ムビチケをいただいたランペの青山さんのオタクは、ハイロー次元では白い靴下で人望のない轟さんの夢女だそうです。
おすすめのシーンあったら教えてください。では。
エレンくんがかっこいい(短)
※この記事は「無銭がっつきタノシー!!」という内容を含んでいます。
世間は「ポケットモンスターHGSS」発売から10周年!ということでめちゃくちゃに浮かれている。約10年前、とある俳優さん*1も、今は亡きブログに「ポケモンHG」についての言及をしていた。懐かしい。…え?あれから10年?
そんな令和初の9月に、とんでもない企画がぶちこまれた。
<祝「進撃の巨人」10周年>
— 「進撃の巨人」担当者バック (@ShingekiKyojin) September 8, 2019
感謝を込めて全巻99%オフします!
1〜28巻は無料!29巻は100円!
各電子書店で9/9〜18まで
プレゼントキャンペーンや「#進撃読書会」キャンペーンなど、詳細はこちらhttps://t.co/taUVLKodao
一人でも多くの方と一緒に最終回を迎えたいので告知にご協力お願いします!! pic.twitter.com/0HPBtFno0f
無 銭 が っ つ き カ ー ニ バ ル 開 幕 だ (AA略)
あの「進撃の巨人」が無銭で読める。
マジですごい。何がすごいって、よくわからん会員登録とかしなくていいし、ライフ的なものの回復も待たなくていいし、ただ、毎日1巻ずつ読める巻が増えていくだけなのだ。待ちきれなかったら買えばいい。
一体講談社はこの企画にいくらの販促費をぶち込んでいるのかよく分からん。とにかく色んな電子書籍を扱うサイトで読める。無料で。実質ではなく、本質的に無料なのだ。
今、わたしの手元にある最新の「進撃の巨人」は22巻(初版)。2017年発売。2017年の4月。察してくれればそれでいい。
要するにわたしは2年間、「進撃の巨人」離れていた。離れていた間、何をしていたかはこのブログの他の記事を読んでいただければわかるので割愛する。
結論から言うと、エレンくんがめちゃくちゃかっこよくなっている。
2年前のわたしは「推しキャラ誰?」と聞かれたら、「うーん、体格的にライナーw」とか言っていたような優柔不断ベルトルトガールだった。
今は違う。
エレンくんが好き。
エレンくんがとにかくかっこいい。マーレでライナーと再会したときのエレンくんに心臓をズドンだった。
わたしが中国に行ったり、怪文書を100通製造したりしている間に、エレンくんはとてつもなくかっこよくなっていた。その間、コツコツと本誌を買い、単行本も買い、アニメの視聴率に貢献し、グッズやイベントを盛り上げてきた本物のファン*2から夜道でうなじを削がれること請け合いなのだが、「かっこいい」と言わざるを得ない成長を遂げたエレンくんが悪い。(悪くない)
エレンくんには幼馴染のミカサとアルミンがいる。
そしてわたしは「幼馴染がくっつかないと死ぬ病」である。
つまり、2年前のわたしはエレンくんにはミカサとアルミンと一緒に幸せになってもらいたかった。(し、今もその気持ちはある)(不穏すぎるけど)
2年前の純粋に(?)「進撃の巨人」を楽しんでいたわたしと、エレンくんのことが好きなわたしが早く友好条約を結び、国交を正常化させなければならない。
あぁ、エレンくんがかっこいい。
そう言いながら、わたしは今日も日付が変わるのを楽しみにしている。
【テニミュ】日本の夏が来た!(3rd全国立海 前編)※バレあり ※マシュマロ返信あり
まずはマシュマロ返信だよ~!
まず、通りすがらないでくれてありがとうございました。
有象無象のブログが雨後の筍のようにポコポコある中で、ふと足を止めてくださってありがとうございます。そして、もう一度言いますが、通りすがらないでくれて、マシュマロを送ってくださってありがとうございます。
1stのテニモンの友人たちは、今でもワカハイ界隈にいる人・声優や二次元に移った人、LDHで卍切ってる人、オタクを完全に上がって家庭とか持っちゃってる人、色々います。10年経てば音信不通だっています(人望が無いので)
テニミュが始まって16年、「もう若い頃のように、はしゃげないワ」と淑女を演じている人たちだって、あの頃の曲を聞くとケミカルライトをボキボキに折っちゃうんですよ。ここが俺の原点。全ての始まりだから。
河合さんのこの解答を聞いたとき本当目が潤んでしまったんだけど、推しにこんなふうに言ってもらえたら幸せだし、推してる時間ってまさに「これが私の人生!」って感じするから、何年経っても、たとえ一時は熱が落ち着いても、また推しに会えたらときめきって瞬間解凍されるんだろうな。推しは永遠。 pic.twitter.com/Gb7OWPdQO7
— 横川良明 (@fudge_2002) May 15, 2019
わたしが言いたかったことは全部この中に入ってます…って感じです。
マシュマロさんの「奇跡」っていう言葉が、わたしの中で温かく残りました。今までの人生で何回も出会って来た言葉ですが、通りすがらないでいてくれたあなたの「奇跡」は特別なものに思えました。ありがとうございました。
というわけで、本編の感想やでー!コシマエー!
名古屋公演も終わり、残す地方は宮城と福岡。
凱旋が初日という方もいらっしゃるかもしれません。ネタバレあるので下げます。
続きを読む【テニミュ】 ネタバレと懐古
おっす、オラよもぎ!どっひゃ~~~気温が36度ってなんだ~~~~!?ベジータ、おめーの体温より高ぇんじゃねぇのか????????
というわけで、日本で一番暑い夏!それは、テニミュの夏です!!
何を隠そう、全国大会決勝のシングルス3がテニミュで一番好きな試合でしてね!!っていうか、真田*1のガッツポーズが一番好きなシーンでしてね!!それはそれは…もう、大好きなんですね!!
元推しさんから2次元に降りた(?)ときも、この試合のDVDだけは手放せなかったし、特に推しがいなかった2ndもこの試合のDVDだけは買いました。本当にめっちゃくちゃ大好きで大好きで大好きな試合だったんですけど、現在、テニミュじゃないところに推しがいる身としては、ゴリゴリ多ステできる財力がなかったんですけど、なんとか東京公演入りました。ちなみに凱旋公演は推しの現場とダダ被りで、千穐楽がドン被りなのウケますね。
テニミュって、もう【テニミュ】っていうジャンルなんですよね。
値上げしたとはいえ、6000円で、あのクオリティの作品が観られるって、わたしはちょっと経験がないです。キャストによっては、歌が不安定とか、動きがもたもたしているとかありますけど、それも3rdはかなり改善されていると思います。音楽や照明のスタッフさんはしっかりしているし、ダンスもかっこいいじゃないですか。
手数料込み*2パンフレット代込み*3非売品ブロマイド付き*41万円越えのチケットでも、ガスガスの声、ペラペラの衣裳、動きと合わせられないSE、私語の多い劇場スタッフ、うんこマナーの関係者席、何が言いたいか分からない脚本、安易なネタに走る演出…とかいういわゆる虚無舞台も生み出されてしまう悲しい世の中で、6000円払えば、必ず楽しい思いができる、SSRワクワク確定ガチャテニミュ。すごいよね。
そんなテニミュも、もう16年目。同じ話を3周繰り返して、今年度、その3周目も終わります。
でもね!! ネ タ バ レ ってあるから!!
試合の勝敗は、既に許斐剛先生が描かれているし、アニメでもやったし、テニミュでももう2回は終わったのですが、テニミュのネタバレはあります!
楽 曲 は超重要ネタバレ事項じゃん!!
…と、わたしは個人的に思っています。
別にネタバレだと思わないよ~って人もいるだろうし、ネタバレ嫌なら初日に入れカス派もいるでしょうね。気持ちはわかり哲也。
伝統芸能であるがゆえに先人たちが開拓したものを取捨選択したり、自らも新境地に達そうとしたり。どの楽曲を残してもらえたのか、どうアレンジされたのか、振り付けはそのままか、新曲はどんなものなのか。それがわたしがテニミュを観る中ですごく大事なものなんだと思いました。
以下、3rd全国立海での使用楽曲などのネタバレがあります。地方・凱旋公演を楽しみにされている方はここまで読んでいただきありがとうございました。
全国大会決勝青学VS立海前編を観ている時、「テニミュを観ている」と思う現実のわたしと、「テニスの試合を観ている」と思う立海大附属中3年A組のわたし*5がいました。そして、1st・2ndのテニミュを思い出している懐古ババアのわたしもいました。
懐古ババアのわたしは、なにも全国立海だけを思い出していたわけではありません。風林火陰山雷を観て、横浜アリーナで生まれて初めて生で観たテニミュを思い出しました。大石菊丸の試合中に、越前をアップさせていく桃城を見て、2ndの「3人でダブルス(関東氷帝)」を思い出しました。
ウィニングロード、三連覇に死角なし、前奏を聞いただけで、歴代のキャストの歌声や勇姿がまぶたに、耳の奥に蘇ってきました。そして、その時その時のテニミュが大好きだったわたしのキラキラした思い出も一緒に帰ってきてくれました。テニミュを通じて出会った友人と、テニミュで連番している。テニミュが、長く愛されるビッグコンテンツであるからこそできたことです。
これから先、わたしが中年女性だと言われるようになってもテニミュが好きだし、きっとピチピチの中学生や高校生もテニミュを好きになると思います。もしかしたら、わたしが好きな楽曲が、たとえば4thシーズンから全部リストラされちゃうかもしれないけど、新曲を既存曲ほど愛せなくなるかもしれないけど、たぶん、10年近くの友人たちと「テニミュっていいな」ってげらげら笑って生きてるんだろうな。
うん、公演そのものの感想を書くスペースが無くなっちゃったね(?)
それはまた後日。
ねえきみ、生きてる途中でコートで会おう!